Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.42 –hname

生成する 動的 共有 ライブラリの名前を指定します。

このオプションはリンカーに渡されます。詳細は、Oracle Solaris の『リンカーとライブラリガイド』および『Fortran プログラミングガイド』の「ライブラリ」の章を参照してください。

-hname オプションにより、作成される共有動的ライブラリに、ライブラリの内部名として name という名前が記録されます。-hname の間の空白文字はオプションです (ライブラリ名が elp の場合を除く。この場合、空白が必要となる)。通常、name には -o のあとに指定する名前と同じものを指定してください。-G を指定せずにこのオプションを使用しても意味がありません。

-hname オプションを省略すると、ライブラリファイルに内部名は記録されません。

ライブラリに内部名がある場合、このライブラリを引用する実行可能プログラムを実行するときは、実行時リンカーはあらゆるパスを検索して、同じ内部名を持つライブラリを探します。内部名を指定しておくと、実行時リンクの際に行うライブラリの検索が、より柔軟になります。このオプションは、共有ライブラリのバージョンを指定する場合にも使用できます。

共有ライブラリの内部名がない場合、リンカーは代わりに共有ライブラリファイルの特定のパスを使用します。