Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.121 –xF

パフォーマンスアナライザにより、関数レベルの並べ替えを行います。

コンパイラ、パフォーマンスアナライザ、およびリンカーを使用して、コアイメージで関数 (副プログラム) の並べ替えを再度実行できます。-xF オプションでコンパイルすると、アナライザが実行されます。これにより、マップファイルを作成して、関数がどのように使用されるかに応じて、メモリー中の関数の順序を並べ替えることができます。そのあと、実行可能ファイルを構築するリンクにおいて、-Mmapfile リンカーオプションを使って、そのマップを使用するように指定することができます。これによって、実行可能ファイルの関数が別々のセクションに配置されます 。(f95 —M path オプションも、リンカーに通常ファイルを渡します。f95 —Mpath オプションの説明を参照してください。)

メモリー中の副プログラムの並べ替えは、アプリケーションのテキストページフォルト時間がアプリケーションの実行時間に占める割合が大きい場合にのみ役に立ちます。その他の場合の並べ替えでは、アプリケーションの全体的なパフォーマンスは改善されない場合があります。アナライザについての詳細は、『プログラムのパフォーマンス解析』を参照しください。