Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.6 –C

実行時に、 配列の添字の範囲および適合性を検査します。

配列の添字が宣言されている範囲を超えると、セグメント例外などの予期しない結果になる場合があります。-C オプションはコンパイル時と実行時に、配列の添字に違反がないかどうかを検査します。-C は、実行時に、配列の構文が適合しているかも検査します。

-C を指定すると、実行可能ファイルのサイズが大きくなる場合があります。

-C オプションを使用すると、配列の添字違反はエラーとして扱われます。ソースコードのコンパイル中に配列添字の範囲違反が検出されると、コンパイルエラーとして扱われます。

配列添字の違反が実行時だけに検出される場合、コンパイラは実行可能プログラムの中に範囲を検査するコードを生成します。この結果、実行時間が長くなることがあります。したがって、プログラムの開発やデバッグを行なっている間にこのオプションを使用して配列添字の検査を有効にしておき、最後に添字検査なしで最終バージョンの実行可能ファイルを再コンパイルすると効果的です。