Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

4.5.1 演算式

  • + - * / といった 2 項演算子は、符号あり、符号なしの演算対象をともに指定することはできません。つまり、UUNSIGNED として宣言され、N が符号ありの INTEGER である場合、U*N は不正です。

    • 2 項演算に符号あり、符号なしの演算対象を混在させる場合は、U*UNSIGNED(N) のように、UNSIGNED 組み込み関数を使用します。

    • ただし、一方の演算対象が符号なし整数で、もう一方が符号あり整定数式で値が正かゼロである場合は例外で、結果は符号なし整数となります。

    • このような混在した式の結果の種別は、演算対象の最大種別となります。

    符号ありの値のべき乗は符合ありに、符号なしの値のべき乗は符号なしになります。

  • 符号なしの値の単項マイナスは符号なしになります。

  • 符号なし演算対象は、実数と複素数を自由に混在させることができます。符号なし演算対象は、区間演算対象と混在させることはできません。