Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.131 –xinstrument=[%no]datarace

スレッドアナライザで分析するためにプログラムをコンパイルして計測するには、このオプションを指定します。

スレッドアナライザについての詳細は、tha(1) を参照してください。

このオプションを使用してコンパイルすることにより、パフォーマンスアナライザを使用して collect -r races オプションを付けて計測されるプログラムを実行し、データ競合検出実験を作成できます。計測されたコードをスタンドアロンで実行できますが、低速で実行されます。

この機能を無効にするには、-xinstrument=no%datarace と指定します。これはデフォルト値です。

-xinstrument には、引数を 1 つ指定する必要があります。

コンパイルとリンクを別々に行う場合は、コンパイル時とリンク時の両方で -xinstrument=datarace を指定する必要があります。

このオプションは、プリプロセッサトークン __THA_NOTIFY を定義します。#ifdef __THA_NOTIFY を指定して、libtha(3) ルーチンへの呼び出しを保護できます。

このオプションでは、-g も設定します。