Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

4.8.1 f95 の特殊な指令行の書式

f95 は、コマンド行ヘルプで説明したディレクティブに加え、独自の特別なディレクティブを認識します。これらの指令は、次のような構文になります。

!DIR$ d1, d2, …

4.8.1.1 ソースが固定形式の場合

  • CDIR$ または !DIR$ を 1 桁目から 5 桁目に記述します。

  • 指令を 7 桁目以降に記述します。

  • 73 桁目以降は無視されます。

  • 最初の指令行の 6 桁目は空白です。

  • 継続指令行の 6 桁目は空白以外の文字です。

4.8.1.2 ソースが自由形式の場合

  • !DIR$ のあとに空白を 1 つ付けて、行の任意の位置に記述できます。

    !DIR$ 文字は、その行の空白でない最初の文字となります。

  • 指令は空白のあとに記述します。

  • 新たに始まる指令行では、!DIR$ の直後に空白、タブ、または改行が続きます。

  • ディレクティブの継続行では、!DIR$ の直後に空白、タブ、改行以外の文字が続きます。

これらのことから、!DIR$ を 1 桁目から 5 桁目に記述しておけば、自由形式または固定形式のどちらのソースでも機能することがわかります。