Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

4.8.2 FIXED 指令と FREE 指令

指令行のあとに続くソース行の書式を指定します。

4.8.2.1 スコープ

指令が適用される範囲は、ファイル内に指令が出現してから最後までの部分、または次に FREE あるいは FIXED が出現するまでの部分です。

4.8.2.2 使用法

  • 1 つのソースファイル内でソースの書式を切り換えることができます。

  • INCLUDE ファイルのソースの書式を切り換えることができます。INCLUDE ファイルの先頭に指令を挿入します。INCLUDE ファイルが処理されたあとに、ソースの書式が INCLUDE ファイルの処理前の書式に戻ります。

4.8.2.3 制限事項

FREE ディレクティブと FIXED ディレクティブには次の制限事項があります。

  • どちらの指令もコンパイラの指令行に単独で指定します (継続行にしないでください)。

  • どちらの指令もソースコードの任意の位置に指定できます。その他の指令は作用するプログラム中に指定する必要があります。

例: FREE 指令を指定します。

!DIR$ FREE
    DO i = 1, n
        a(i) = b(i) * c(i)
    END DO