Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

4.3.4 Cray ポインタの機能

  • 指示先が引用されるたびに、f95 はポインタの現在の値を指示先のアドレスとして使用します。

  • Cray ポインタ型の文では、ポインタと指示先の両方を宣言します。

  • Cray ポインタは Cray 型のポインタです。

  • Cray ポインタの値は、32 ビットプロセッサ上で領域の 1 単位を占め、64 ビットプロセッサ上で領域の 2 単位を占めます。

  • Cray ポインタは COMMON の並びまたは仮引数で使用することができます。

  • Cray ポインタの値が定義されるまでは、指示先にアドレスはありません。

  • 指示先として配列が指定されている場合、その配列を「指示先配列」と呼びます。

    この場合の配列の宣言子は次の場所に指定することができます。

    • 独立した型宣言文

    • 独立した DIMENSION

    • ポインタ文自体

    配列の宣言子が副プログラムにある場合、次元の設定は次の場所で確認できます。

    • 共通ブロックにある変数

    • 仮引数である変数

    各次元のサイズは、指示先が引用される時ではなく、副プログラムの処理が始まる時に認識されます。