Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

5.3 レガシー FORTRAN 77 でコンパイルされたルーチンでのリンク

  • f77 および f95 オブジェクトバイナリを混在させるには、-xlang=f77 オプションを指定して f95 コンパイラでリンクします。主プログラムが f77 プログラムであっても、f95 でリンクを実行します。

  • 例: f77 オブジェクトファイルで f95 主プログラムをコンパイルします。

    demo% cat m.f95
    CHARACTER*74 :: c = ’This is a test.’
       CALL echo1( c )
    END
    demo% f95 -xlang=f77 m.f95 sub77.o
    demo% a.out
     This is a test.
    demo%
  • f95 プログラムに対して FORTRAN 77 ライブラリおよび組み込み関数が使用できます。『Fortran ライブラリ・リファレンス』を参照してください。

    例: FORTRAN 77 のライブラリからルーチンを呼び出す f95 のメインです。

    demo% cat tdtime.f95
            REAL e, dtime, t(2)
            e = dtime( t )
            DO i = 1, 100000
               as = as + cos(sqrt(float(i)))
            END DO
            e = dtime( t )
            PRINT *, ’elapsed:’, e, ’, user:’, t(1), ’, sys:’, t(2)
            END
    demo% f95 tdtime.f95
    demo% a.out
    elapsed: 0.14 , user: 0.14 , sys: 0.0E+0
    demo%

    dtime(3F) を参照してください。