dbx(1) デバッグユーティリティーによるデバッグ、およびパフォーマンスアナライザによるパフォーマンス分析のために、シンボルテーブル情報を生成します。
-g の指定がなくてもある程度のデバッグはできますが、dbx とデバッガのすべての機能を使用するには、-g を付けてコンパイルする必要があります。
-g とともに指定した、ほかのオプションの機能の一部が制限される場合があります。詳細は、『dbx コマンドによるデバッグ』を参照してください。
パフォーマンスアナライザの機能を最大限に利用するには、-g オプションを指定してコンパイルします。一部のパフォーマンス分析機能は -g を必要としませんが、注釈付きのソースコード、一部の関数レベルの情報、およびコンパイラ解説メッセージを確認するには、-g でコンパイルする必要があります。詳細は、analyzer(1) マニュアルページおよびマニュアル『Solaris Studio パフォーマンスアナライザ』を参照してください。
-g で生成される解説メッセージは、プログラムのコンパイル時にコンパイラの実行した最適化と変換について説明します。これらのメッセージは、ソースコードに挿入されているため、er_src(1) コマンドで表示できます。
注釈メッセージは、コンパイラが実際に最適化を実行した場合に限り表示されます。-xO4、-fast などを使用して高度な最適化レベルを要求すると、解説メッセージの表示される可能性が高くなります。
-g は、さまざまなよりプリミティブなオプションに展開されるマクロとして実装されます。展開の詳細については、-xdebuginfo を参照してください。
標準のデバッグ情報を生成します。
デバッグ情報は生成されません。これはデフォルト値です。
事後デバッグの際に重要と思われるファイル、行番号、および簡単なパラメータ情報を生成します。
-g と同じです。
追加のデバッグ情報 (現在はマクロの定義情報のみで構成されます) を生成します。この追加情報により、-g のみを使用したコンパイルと比較して、結果の .o および実行可能ファイルのデバッグ情報のサイズが増える可能性があります。