Oracle® Solaris Studio 12.4: Fortran ユーザーズガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

3.4.34 –fround={nearest|tozero|negative|positive}

起動時に IEEE の丸めモードを有効にします。

デフォルトは -fround=nearest です。

このオプションを有効にするには、主プログラム全体にこのオプションを付けてコンパイルする必要があります。

このオプションは、次に示す IEEE 754 丸めモードを設定します。

  • 定数式の評価時にコンパイラによって使用されます。

  • 実行時のプログラム初期化中に設定されます。

値が tozeronegative、または positive の場合、プログラムの実行開始時に、オプションは丸め方向を round-to-zeroround-to-negative-infinity、または round-to-positive-infinity にそれぞれ設定します。-fround を指定しない場合は、デフォルトで -fround=nearest が使用され、丸め方向は round-to-nearest になります。このオプションの意味は ieee_flags 関数の場合と同じです。『Fortran プログラミングガイド』の「浮動小数点演算」の章を参照してください。