Oracle Fabric Manager の AD プロパティーの構成
ADサーバーの構成に加えて、ネットワーク内で使用されている AD サーバーを指定する必要があります。これらの AD プロパティーは、最大 2 台の AD サーバー (プライマリとセカンダリ) を構成できます。
注 -
この章では、Oracle Fabric Interconnect を中心に扱っています。Oracle Fabric Manager で管理できるもう 1 つのファブリックデバイスは、Oracle SDN Controller です。このトピックの手順は、Oracle SDN Controller にも適用できます。Oracle SDN コントローラの詳細は、『
Oracle SDN Controller ユーザーガイド』を参照してください。
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ナビゲーションパネルから、「管理対象デバイス」->「Fabric Interconnect」の順に選択し、編集する Fabric Interconnect を選択します。
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サマリーパネルで、「AD サーバー」タブをクリックします。
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「作成」をクリックします。
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フィールドに値を入力してから、「送信」をクリックします。
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AD サーバーの名前
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AD サーバー名には、ニックネーム、別名、またはその他の完全修飾ドメイン名でない (非 FQDN の) 名前を指定できます。
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説明
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(オプション) 説明を入力します。
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ホストサーバーの名前
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ユーザーが認証のためにアクセスするホストの名前を入力します。
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ポート
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デフォルトでは、ポート 3268 が使用されます。デフォルト以外のポートを指定する場合は、指定するポートがホストおよび AD サーバー専用である必要があります。指定したポートは、ほかのトラフィックやサービスに使用できません。
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ユーザー DN
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AD サーバーのユーザードメイン名を入力します。たとえば、users@fatman.oracle.com は有効なユーザー DN です。
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BaseDn
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サーバーが使用するベースドメイン名を入力します。たとえば、DC=pubstest,DC=oracle,DC=com は、有効なベース DN です。
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パスワード
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構成するサーバー用のパスワードを入力します。このパスワードは、ホストサーバーから AD サーバーへのログイン時に使用されます。
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サーバーモード
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構成するサーバーインスタンスがプライマリとセカンダリのどちらの AD サーバーか選択します。
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「プライマリ」- プライマリサーバーは、ユーザーログインが最初に試行されるサーバーです。プライマリ AD サーバーが使用可能な場合は、それがユーザーの認証と承認に常に使用されます。「プライマリ」はデフォルト値です。各 AD 構成で使用できるプライマリサーバーは 1 台だけです。
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「セカンダリ」- 冗長性を確保するため、プライマリ AD サーバーが応答できない場合に使用されるセカンダリ AD サーバーを指定することもできます。セカンダリサーバーは、プライマリサーバーがオフラインの場合に認証と承認を実行します。
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認証タイプ
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正式なユーザー DN
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サーバーのユーザードメイン名を入力します。たとえば、pubs@pubstest.oracle.com は有効な正式なユーザー DN です。
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Kerberos デフォルトレルム
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サーバーのデフォルトレルム名を入力します。たとえば、DC=pubstest,DC=oracle,DC=com は、有効な Kerberos デフォルトレルムです。
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Kerberos デフォルトドメイン
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サーバーのベースドメイン名を入力します。たとえば、oracle.com は有効なデフォルトドメインです。
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Kerberos ホスト名
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1 人以上のユーザーを認証するときに使用するホストサーバーの名前を入力します。ホストサーバー名は、完全修飾ドメイン名 (FQDN) にする必要があります。
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Kerberos ホストポート
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デフォルトでは、ポート 88 が使用されます。デフォルト以外のポートを指定する場合は、指定するポートが開いていて、ホストおよび AD サーバーで利用可能である必要があります。指定したポートは、ほかのトラフィックやサービスに使用できません。
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「AD サーバー」タブをチェックして、AD サーバーが Fabric Interconnect 用に構成されていることを確認します。