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Oracle® Fabric Manager 5.0.2 管理ガイド

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更新: 2016 年 11 月
 
 

HA の状態

HA Oracle Fabric Manager には、HA パートナーの存在やそれらの状態に応じて、さまざまな状態があります。HA Oracle Fabric Manager の動作状態は、Oracle Fabric Manager ツールバー上の HA ツールバーオブジェクトを使用して表示されます。このメニューでは、HA Oracle Fabric Manager の現在のインスタンス構成と HA パートナーの構成もサポートされています。

この状態は、リモートパートナーの有無などの多数の要因から導き出されます。状態が判断されると、2 つの情報要素の連結として表示されます。

  • 1 番目の要素はパートナーを示します。

  • 2 番目の要素は、そのパートナーの実際の管理状態を示します。

たとえば、active:up はアクティブパートナーが up 状態になっていることを示します。GUI では、表内の状態は色分けされてエラーを示します。赤色のテキストは何らかのエラーを示し、緑色のテキストはエラーがない (正常に機能している) ことを示します。緑色のテキストで示された正常な状態は active:up および passive:up だけになります。次の表では、HA の状態を示し、それぞれについて説明します。

HA の状態
説明
エラー状態
active: up
アクティブなノードがあり、HA Oracle Fabric Manager に対して HA が正しく構成されています。この状態では、検出されるリモートパートナーの数はアクティブパートナーに接続されているリモートパートナーの数と等しくなります。この状態は、アクティブパートナーの正常なランタイム状態です。
active:down
アクティブなノードはありますが、HA が正しく構成されていません。この状態では、パートナは検出される可能性がありますが、そのパートナは現在のアクティブサーバーに接続されていません。
Y
active: not configured
アクティブなノードが存在しますが、リモートパートナーが HA の現在のインスタンスで定義されていないため HA は構成されていません。この状況は通常、パッシブノードが存在しない場合に発生します。
Y
アクティブ: リモートノード未構成
アクティブなノードはありますが、ローカルホストにリモートホスト用の構成があっても、リモートホストにはローカルホスト用の構成がないため、HA 構成は半分しか完了していません。この状態では、アクティブパートナーはリモートパートナーを検出し ping できますが、リモートパートナーは ping に応答しません。この状況は、両方のパートナーが存在していても、対象のパッシブパートナーがまだ passive モードになっていない場合に発生することがあります
Y
アクティブ: 複数のアクティブパートナー
アクティブなノードはありますが、アクティブパートナーが多すぎるため、HA は正しく構成されていません。HA Oracle Fabric Manager システムでは 1:1 のアクティブ-パッシブ構成をサポートしています。HA システムに 2 台以上のアクティブサーバーが存在する場合、競合が発生します。この状況は、フェイルバック中に、前のアクティブパートナーがオンラインに戻され、仮のアクティブパートナーが元のパッシブの役割にまだ降格されていない状況で発生する場合があります。
Y
disabled
HA が構成されていません。
passive: up
パッシブなノードがあり、HA Oracle Fabric Manager が構成され、このノードはアクティブパートナーに接続されています。この状態では、パッシブサーバーはアクティブノードと同期されます。この状態は、パッシブパートナーの正常なランタイム状態です。
パッシブサーバーでは、Oracle Fabric Manager のナビゲーションパネルは無効になっています。構成または管理は、アクティブサーバーを介して行われる必要があります。構成または管理タスクの完了後は、パッシブパートナーの構成がアクティブパートナーにほぼ一致するように、バックアップを実行することをお勧めします。
passive:down
パッシブなノードはありますが、HA が正しく構成されていません。この状態では、パートナーは検出される可能性がありますが、そのパートナーは現在のパッシブサーバーに接続されていません。
Y
passive: not configured
パッシブなノードが存在しますが、リモートパートナが検出されていないため、HA は構成されていません。この状況は通常、アクティブノードが存在しない場合に発生します。
Y
パッシブ: リモートノード未構成
パッシブなノードはあり、構成されていますが、HA が正しく構成されていません。この状態では、パッシブパートナはリモートパートナを検出し ping できますが、リモートパートナは ping に応答しません。この状況は、両方のパートナーが存在していても、リモートパートナーが正しく構成されていない場合に発生することがあります。
Y
パッシブ: アクティブパートナーなし
リモートノードは存在しますが、アクティブパートナーが接続されていないため、HA は構成されていません。この状態では、アクティブパートナーが存在しておらず、パッシブモードで同期するものがありません。このような状況は、アクティブノードがパッシブに変更され、2 台のパッシブサーバーが存在するときに発生する可能性があります。たとえば、元のパッシブがアクティブに昇格せずにフェイルオーバーが発生しました。構成および管理タスクはアクティブパートナーでのみサポートされるため、これは重大なエラー状態です。この状態では、両方の HA パートナーが事実上、読み取り専用になります。
Y
パッシブ: 複数のアクティブパートナー
パッシブなノードはありますが、アクティブパートナーが多すぎるため、HA は正しく構成されていません。HA Oracle Fabric Manager システムでは 1:1 のアクティブ-パッシブ構成をサポートしています。HA システムに 2 台以上のアクティブサーバーが存在する場合、競合が発生します。この状況は、HA システム内にアクティブの役割で構成されているサーバーが多すぎる場合に、発生する場合があります。
Y

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