HA パートナーモードの設定
HA パートナーのモードの変更は、HA システム内のサーバーの 1 つが使用できなくなったときに役に立ちます。たとえば、パートナー A をアクティブモードのサーバー、パートナー B をパッシブモードのサーバーとして、この両方のサーバーがオンラインになっており、構成済みである場合を考えます。サーバー A が使用できなくなった場合、パートナー B のモードをアクティブサーバーに昇格するように変更し、別のサーバー (パートナー C) をパッシブパートナーとして追加して、HA を回復できます。HA パートナーのモードの設定は、フェイルオーバーやフェイルバックを手動でトリガーする、Oracle Fabric Manager サーバーの定期メンテナンスなどの予測可能なタスクにも役立ちます。詳細については、フェイルオーバーとフェイルバックの実行を参照してください。
-
バナー上の「HA」アイコンをクリックし、「現在のインスタンスの構成」を選択します。
-
「モード」メニューから、現在のサーバーに割り当てるモードを選択します。
注 -
HA Oracle Fabric Manager システム内ではアクティブサーバーは 1 つのみサポートされます。
-
HA モードをアクティブからパッシブに変更した場合、Oracle Fabric Manager は管理しているファブリックデバイスから切断され、状態の変更が完了するようにユーザーにログアウトを求めます。状態の変更中、パートナーはほかのパートナーにパッシブとして報告されます。ふたたびログインすると、Oracle Fabric Manager ナビゲーションパネルは、パッシブサーバーからの構成や管理ができないように無効にされています。
-
HA モードをパッシブからアクティブに変更した場合、アクティブパートナーは 1 つしか存在できないため、Oracle Fabric Manager はほかのアクティブパートナーが存在しないかどうか確認します。そのあと、Oracle Fabric Manager のバックアップおよび復元機能により、最新の同期が保存されます。詳細については、バックアップの実行を参照してください。Oracle Fabric Manager は、元のアクティブパートナーによって管理されていたすべてのファブリックデバイスに接続し、そのあと、状態の変更が完了するようにユーザーにログアウトを求めます。状態の変更中、パートナーはほかのパートナーに新しいアクティブのノードとして報告されます。ふたたびログインすると、新しいアクティブパートナーは、定期的なバックアップの実行と、それらのほかのノードへの送信を開始します。
- (オプション)
「同期間隔 (秒)」フィールドに、同期の間隔を指定します。
-
「送信」をクリックします。