ストレージクラウドは、ホストからストレージネットワークへの接続手段を提供する役割を果たします。
SAN 管理者は、サーバーに I/O リソースを提供するために、ファブリックデバイス上の I/O ポートを FC に接続します。ファブリックデバイス上の各 I/O ポートは、一連のクラウドへのアクセスを提供していると見なすことができます。たとえば、HR で使用される LUN のセットへのアクセス権を提供するために、ゾーン分割されたストレージクラウドを使用する場合があります。ストレージ管理者について言えば、Oracle I/O ポートに接続する唯一の目的は、サーバー管理者にリソースへのアクセスを提供することです。
ファブリックデバイスから SAN への接続が完了したら、サーバー管理者は、ストレージ管理者によって用意されたストレージリソースにサーバーを接続します。サーバーが必要なリソースにアクセスしているかぎり、サーバー管理者は接続されている物理的な Oracle のポートに関心を持つことはありません。
ストレージクラウドは、ストレージおよび管理者の役割で構成および管理できます。
Oracle Fabric Manager では、Oracle Fabric Interconnect F1-15 および F1-4 スイッチ上の SAN QoS がサポートされています。仮想化スイッチでは、SAN QoS がサポートされていません。SAN QoS の操作を参照してください。