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Oracle® Fabric Manager 5.0.2 管理ガイド

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更新: 2016 年 11 月
 
 

SAN QoS プロファイル

SAN QoS はシェーパープロファイルによって適用され、ユーザーが選択した CIR 値を超えるフレームを遅延させたり要求を待ち行列に入れたりすることでトラフィックを制御して、帯域幅の保証を試みます。ストレージクラウドまたは vHBA 上で SAN QoS プロファイルを構成する場合、そのストレージクラウドを使用するホストサーバーに影響を与える読み取りおよび書き込みデータにシェーピングパラメータを割り当てます。


注 -  SAN QoS は、F2-12 仮想化スイッチ用の Oracle F2 Dual Port 16 Gb ファイバチャネルモジュールでは動作しません。

1 つの SAN QoS プロファイルをストレージクラウドまたは vHBA に割り当て、同じ SAN QoS プロファイルを複数の異なるストレージクラウドまたは vHBA に割り当てることができます。vHBA 上ではなくストレージクラウド上の SAN QoS の詳細については、SAN QoS プロファイルに関連付けられた vHBAを参照してください。

ストレージクラウドまたは vHBA 上での QoS の使用を容易にするために、定義済みの SAN QoS プロファイルがさまざまな帯域幅構成で Oracle により提供されています。このような事前構成された SAN QoS プロファイルでは、リンクの合計スループットから算出された一般的な CIR および PIR の値が使用されます。環境に適したプロファイルを使用してください。

SAN QoS は、次のタイミングのいずれかでストレージクラウドに構成できます。

SAN QoS プロファイルをストレージクラウドまたは vHBA に割り当てることができます。次の優先順位の規則が適用されます。

  • ストレージクラウドに QoS プロファイルが関連付けられている場合、ストレージクラウドで終端した vHBA では、ストレージクラウドからストレージ QoS プロファイルが継承されます。ストレージクラウドレベルの QoS プロファイルは、個々の vHBA の QoS プロファイルを常にオーバーライドします。

  • ストレージクラウドに QoS プロファイルが関連付けられていない場合、そのクラウドで終端された vHBA は独自の QoS プロファイルを持つことができます。vHBA に QoS プロファイルを適用するには、I/O プロファイル、I/O テンプレートのいずれかで vHBA のプロパティーを編集します。 I/O プロファイルの詳細の管理、または I/O テンプレートの編集を参照してください。

  • クラウド内の仮想 I/O のどこにも QoS を適用するつもりがない場合は、ストレージクラウドに QoS プロファイルが関連付けられていないこと、および vHBA に QoS が関連付けられていないことを確認します。

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