スイッチシャーシ内には組み込み管理スイッチ (EMS) があります。EMS は、単一のモジュール内にある ARM ベースの管理コントローラとペアになった Ethernet スイッチです。デフォルトでは、EMS ではユーザー管理は必要ありません。ただし、これは Oracle の ES1 および ES2 スイッチに匹敵する豊富な機能を備えた Ethernet スイッチであり、同じように管理します。
EMS の管理コントローラはスイッチの SP です。管理コントローラは、最小化されたバージョンの Sun Ethernet Fabric Operating System (SEFOS) を実行するホストです。EMS は、CLI から SEFOS コマンドを使用して管理します。Oracle ILOM CLI から SEFOS にアクセスします。
SEFOS の EMS 実装には、これらの対話型モードがあります。
特権 EXEC モード – ネットワークおよび構成のパラメータを表示します。
グローバル構成モード – ネットワーク全体でパラメータと値を構成します。
インタフェース構成モード – 特定のインタフェースまたはポートのパラメータを構成します。
VLAN 構成モード – VLAN の作成時に特定の VLAN のパラメータを構成します。
各モードには独自の固有のコマンドがあります。
モードは入れ子になっているため、ネットワーク全体でパラメータを構成するには、最初に特権 EXEC モードに入り、次にグローバル構成モードに入ります。特定のインタフェースのパラメータを構成するには、最初に特権 EXEC モードに入り、次にグローバル構成モード、最後にインタフェース構成モードに入ります。新しい VLAN のパラメータを構成するには、最初に特権 EXEC モードに入り、次にグローバル構成モード、最後に VLAN 構成モードに入ります。モードの終了も入れ子になっています。