Oracle ILOM ターゲットは、Oracle ILOM によって管理されるすべてのソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントとサービスを表します。これらのターゲットは、ファイルシステムのディレクトリやファイルによく似た階層パスによって識別されます。各ターゲットには、それに影響を与える可能性のあるプロパティーとコマンドがあります。
ターゲットのプロパティーには、次の 3 つのタイプがあります。
読み取り専用。これらのプロパティーの値は、show コマンドで表示します。これらのプロパティーを set コマンドで直接設定したり、変更したりすることはできません。シリアル番号は、標準的な読み取り専用プロパティーです。
読み取り/書き込み。これらのプロパティーの値は、show コマンドで表示します。これらのプロパティーは、set コマンドで変更します。IP アドレスは、標準的な読み取り/書き込みプロパティーです。
書き込み専用。これらのプロパティーの値は、show コマンドで表示できません。この値は通常、(Cannot show property) として表示されます。このプロパティー値を set コマンドで設定すると、1 回かぎりのアクションが開始されます。たとえば、commitpending プロパティーが true に設定されると、保留中のネットワークプロパティーが標準のネットワークプロパティーにコピーされます。commitpending プロパティーはそのあと、(Cannot show property) に戻ります。
ターゲットコマンドは、そのターゲットに影響を与えようとするユーザーの権限に固有です。