モジュールの停止 (Oracle ILOM CLI)

仮想化スイッチに取り付けられているモジュールは、スイッチの電源が投入され実行されている間、動作します。モジュールはスイッチ全体の電源状態と異なる状態にある場合があります。

モジュールが現在動作している場合は、モジュールを停止できます。モジュールが停止すると、モジュールは 12V およびアクティブな 3.3V 電源供給を受けなくなります。ただし、モジュールの FRU ID チップにのみ電源供給している 3.3V スタンバイ電源装置は引き続き有効なままになります。

1. 取り付けられているモジュールを表示します。

   -> show /SYS/MODULES/
   
    /SYS/MODULES
       Targets:
           MODULE0
           MODULE1
           MODULE3
           MODULE5
           MODULE6
           MODULE10
   

2. モジュールが実行中であると想定し、停止します。

   -> stop /SYS/MODULES/MODULEX
     

   ここで、X は、情報を表示するモジュールスロットに対応する 0 から 11 の数値になります。

   たとえば、モジュール 3 を停止するには、次のように入力します。

   -> stop /SYS/MODULES/MODULE3
   Are you sure you want to stop /SYS/MODULES/MODULE3 (y/n)? y
   Stopping /SYS/MODULES/MODULE3
   

   「yes」と答えると、モジュールはただちに停止します。

3. モジュールが停止していることを確認します。

   -> show /SYS/MODULES/MODULE3 power_state
   
     /SYS/MODULES/MODULE3
       Properties:
           power_state = Off
   
     

   モジュールを動作状態に戻すには、start コマンドを発行します。詳細については、モジュールの起動 (Oracle ILOM CLI)を参照してください。

関連情報

• Oracle ILOM モジュールのターゲットの概要

• モジュールタイプの表示 (Oracle ILOM CLI)

• モジュールの障害の表示 (Oracle ILOM CLI)

• モジュールの障害のクリア (Oracle ILOM CLI)

• モジュールのリセット (Oracle ILOM CLI)