Oracle® VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド

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更新: 2015 年 5 月
 
 

多数のドメインのブート

    ブートできるドメインの数は、プラットフォームに応じて次のように異なります。

  • 物理的なパーティションあたり で最大 256

  • 物理ドメイン当たり SPARC M6 システムで最大 128

  • 物理ドメインあたり SPARC M5 システムで最大 128

  • Up to 128 on SPARC T7 systems

  • SPARC T5 システムで最大 128

  • SPARC T4 サーバーで最大 128

  • SPARC T3 サーバーで最大 128

  • UltraSPARC T2 Plus サーバーで最大 128

  • UltraSPARC T2 Plus サーバーで最大 64

未割り当ての仮想 CPU を使用できる場合は、それらをサービスドメインに割り当てて、仮想 I/O リクエストの処理に役立てます。32 を超えるドメインを作成する場合は、サービスドメインに 4 - 8 個の仮想 CPU を割り当ててください。ドメインの最大構成ではサービスドメインに CPU が 1 つしか含まれない場合、ドメインを構成して使用する際は、この単一の CPU に余分な負荷を与えないようにします。仮想スイッチ (vsw) サービスは、マシン内で使用可能なすべてのネットワークアダプタに分散させてください。たとえば、Sun SPARC Enterprise T5240 サーバー上で 128 ドメインをブートする場合は、4 つの vsw サービスを作成し、各サービスに 32 の仮想ネット (vnet) インスタンスを割り当てます。vsw サービスあたり 32 を超える vnet インスタンスを割り当てると、サービスドメインでハードハングが発生することがあります。

最大構成を実行するには、ゲストドメインをサポートするために適切な量のメモリーがマシンに必要です。このメモリー量は、使用しているプラットフォームと OS によって異なります。使用しているプラットフォームのドキュメントについては、Oracle Solaris 10 8/11 Installation Guide: Planning for Installation and Upgrade Installing Oracle Solaris 11 Systems 、およびInstalling Oracle Solaris 11.1 Systems を参照してください。

ドメインで使用されている vsw サービスが複数のドメイン内の多数の仮想ネットワークにサービスを提供していると、ゲストドメイン内のメモリーやスワップ領域の使用量が増加します。この増加は、vsw に接続されているすべての vnet インスタンス間のピアツーピアリンクによるものです。サービスドメインでは、追加のメモリーを設定すると役立ちます。64 を超えるドメインを実行する場合の推奨される最小サイズは 4G バイトです。10 以下のドメインをグループにまとめて起動し、ブートが完了するまで待機してから次のグループを起動します。この方法は、ドメインにオペレーティングシステムをインストールする際にも適用されます。リンクの数は、inter-vnet リンクを無効にすることで減らすことができます。Inter-Vnet LDC チャネルを参照してください。