次のコマンドを使用して ldg1 という名前のゲストドメインを作成します。
primary# ldm add-domain ldg1
次のいずれかの手順を実行します。
次のコマンドを使用して 8 つの仮想 CPU をゲストドメイン ldg1 に追加します。
primary# ldm add-vcpu 8 ldg1
次のコマンドを使用して 2 つのコア全体をゲストドメイン ldg1 に追加します。
primary# ldm add-core 2 ldg1
次のコマンドを使用して 2G バイトのメモリーをゲストドメイン ldg1 に追加します。
primary# ldm add-memory 2G ldg1
次のコマンドを使用して、次のように指定した仮想ネットワークデバイスをゲストドメイン ldg1 に追加します。
primary# ldm add-vnet vnet1 primary-vsw0 ldg1
ここでは:
vnet1 は、後続の set-vnet または remove-vnet サブコマンドで参照するためにこの仮想ネットワークデバイスのインスタンスに割り当てられる、論理ドメインで一意のインタフェース名です。
primary-vsw0 は、接続する既存のネットワークサービス (仮想スイッチ) の名前です。
物理ディスク、ディスクスライス、ボリューム、またはファイルをブロック型デバイスとしてエクスポートできます。物理ディスクとファイルの例を次に示します。
物理ディスクの例。この例では、次の指定で物理ディスクを追加します。
primary# ldm add-vdsdev /dev/dsk/c2t1d0s2 vol1@primary-vds0
ここでは:
/dev/dsk/c2t1d0s2 は、実際の物理デバイスのパス名です。デバイスを追加する場合、パス名にはデバイス名を組み合わせる必要があります。
vol1 は、仮想ディスクサーバーに追加するデバイスに指定する必要がある一意の名前です。ボリューム名は、この仮想ディスクサーバーによってクライアントにエクスポートされ追加されるため、ボリューム名はこの仮想ディスクサーバーのインスタンスに対して一意である必要があります。デバイスを追加する場合、ボリューム名には実際のデバイスのパス名を組み合わせる必要があります。
primary-vds0 は、このデバイスを追加する仮想ディスクサーバーの名前です。
ファイルの例。この例では、ファイルをブロック型デバイスとしてエクスポートします。
primary# ldm add-vdsdev backend vol1@primary-vds0
ここでは:
backend は、ブロック型デバイスとしてエクスポートされる実際のファイルのパス名です。デバイスを追加する場合、このバックエンドにデバイス名を組み合わせる必要があります。
vol1 は、仮想ディスクサーバーに追加するデバイスに指定する必要がある一意の名前です。ボリューム名は、この仮想ディスクサーバーによってクライアントにエクスポートされ追加されるため、ボリューム名はこの仮想ディスクサーバーのインスタンスに対して一意である必要があります。デバイスを追加する場合、ボリューム名には実際のデバイスのパス名を組み合わせる必要があります。
primary-vds0 は、このデバイスを追加する仮想ディスクサーバーの名前です。
次の例では、仮想ディスクをゲストドメイン ldg1 に追加します。
primary# ldm add-vdisk vdisk1 vol1@primary-vds0 ldg1
ここでは:
vdisk1 は、仮想ディスクの名前です。
vol1 は、接続する既存のボリュームの名前です。
primary-vds0 は、接続する既存の仮想ディスクサーバーの名前です。
次のコマンド例では、ゲストドメイン ldg1 の auto-boot? を true に設定します。
primary# ldm set-var auto-boot\?=true ldg1
次のコマンド例では、ゲストドメイン ldg1 の boot-device を vdisk1 に設定します。
primary# ldm set-var boot-device=vdisk1 ldg1
primary# ldm bind-domain ldg1 primary# ldm list-domain ldg1 NAME STATE FLAGS CONS VCPU MEMORY UTIL UPTIME ldg1 bound ----- 5000 8 2G
CONS という見出しの下で、論理ドメインゲスト 1 (ldg1) のコンソール出力がポート 5000 にバインドされていることがわかります。
$ ssh hostname.domain-name $ telnet localhost 5000
primary# ldm start-domain ldg1