このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアによるハードパーティション分割およびハードパーティション分割を使用して、Oracle CPU ライセンス要件に準拠する方法を説明します。
ソフトウェアのライセンスに対するオラクルのハードパーティション分割の要件については、Partitioning: Server/Hardware Partitioningを参照してください。
CPU コアと CPU スレッド。Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアは SPARC T シリーズおよび SPARC M シリーズプラットフォーム、および Fujitsu M10 プラットフォーム で実行します。これらのシステムで使用されるプロセッサには複数の CPU コアがあり、それぞれに複数の CPU スレッドが含まれます。
ハードパーティション分割と CPU 全体のコア。Oracle VM Server for SPARC 2.0 リリースから、CPU のコア全体の構成を使用して、ハードパーティション分割が適用されます。CPU のコア全体の構成には、個々の CPU スレッドではなく、CPU のコア全体が割り当てられているドメインがあります。デフォルトで、ドメインは CPU スレッドを使用するように構成されています。
ドメインをコア全体の構成でバインドすると、システムは指定された数の CPU コアとそのすべての CPU スレッドをドメインにプロビジョニングします。CPU コア全体の構成を使用すると、バインドされたドメインまたはアクティブなドメインに動的に割り当て可能な CPU コア数が制限されます。
Oracle ハードパーティションライセンス。Oracle ハードパーティションライセンス要件に準拠するには、Oracle VM Server for SPARC 2.0 リリース以上を使用する必要があります。次のように、CPU コア全体を使用する必要もあります。
Oracle ハードパーティションライセンスを使用するアプリケーションを実行するドメインは、CPU コア全体で構成する必要があります。
Oracle ハードパーティションライセンスを使用するアプリケーションを実行しないドメインは、CPU コア全体で構成する必要はありません。たとえば、制御ドメインで Oracle アプリケーションを実行しない場合、そのドメインは CPU のコア全体で構成する必要はありません。