Oracle® VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド

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更新: 2015 年 5 月
 
 

SR-IOV のハードウェア要件とソフトウェア要件

The dynamic and static PCIe SR-IOV features are supported on the SPARC T4, SPARC T5, SPARC T7, SPARC M5, SPARC M6, and SPARC M7 platforms. The dynamic feature is supported on Fujitsu M10 プラットフォーム for Ethernet devices only while the other device types require that you use the static method. The SPARC T3 platform supports only the static PCIe SR-IOV feature.


注 - InfiniBand SR-IOV を Oracle VM Server for SPARC 3.1 環境にデプロイする前には、Oracle VM Server for SPARC 3.2 リリースノート のInfiniBand SR-IOV の問題に記載された情報を確認してください。
  • ハードウェア要件。

      使用しているプラットフォームで使用できるカードを確認するには、プラットフォームのハードウェアドキュメントを参照してください。サポートされる PCIe カードの最新のリストについては、https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&doctype=REFERENCE&id=1325454.1 を参照してください。

    • Ethernet SR-IOV。SR-IOV 機能を使用するには、オンボードの PCIe SR-IOV デバイスや PCIe SR-IOV 差し込み式カードを使用できます。プラットフォームのドキュメントに特に明記されていないかぎり、指定されたプラットフォームでのオンボードの SR-IOV デバイスはすべてサポートされています。

    • InfiniBand SR-IOV. InfiniBand devices are supported on the SPARC T4, SPARC T5, SPARC T7, SPARC M5, SPARC M6, and SPARC M7 platforms and Fujitsu M10 プラットフォーム.

    • Fibre Channel SR-IOV. Fibre Channel devices are supported on the SPARC T4, SPARC T5, SPARC T7, SPARC M5, SPARC M6, and SPARC M7 platforms and Fujitsu M10 プラットフォーム.

      Fujitsu M10 プラットフォームでサポートされているデバイスの最新リストについては、お使いのモデルのプロダクトノートにある Fujitsu M10/SPARC M10 Systems の PCI カードのインストールガイド (http://www.fujitsu.com/global/services/computing/server/sparc/downloads/manual/) を参照してください。

  • ファームウェア要件。

    • Ethernet SR-IOV. To use the dynamic SR-IOV feature, SPARC T4 systems must run at least version 8.4.0.a of the system firmware. SPARC T5, SPARC T7, SPARC M5, SPARC M6, and SPARC M7 platforms must run at least version 9.1.0.a of the system firmware. Fujitsu M10 サーバー must run at least version XCP2210 of the system firmware. The SPARC T3 platform supports only the static SR-IOV feature.

      SR-IOV 機能を使用するには、PCIe SR-IOV デバイスで、少なくともバージョン 3.01 のデバイスファームウェアが実行されている必要があります。Sun Dual 10-Gigabit Ethernet SFP+ PCIe 2.0 ネットワークアダプタのファームウェアを更新するには、次の手順を実行します。

      1. デバイス上の FCode バージョンをアップグレードする必要があるかどうかを判断します。

        ok プロンプトから、次のコマンドを実行します。

        {0} ok cd path-to-device
        {0} ok .properties

        出力の version 値は、次のいずれかである必要があります。

        LP

        Sun Dual 10GbE SFP+ PCIe 2.0 LP FCode 3.01 4/2/2012

        PEM

        Sun Dual 10GbE SFP+ PCIe 2.0 EM FCode 3.01 4/2/2012

        FEM

        Sun Dual 10GbE SFP+ PCIe 2.0 FEM FCode 3.01 4/2/2012

      2. My Oracle Support から、パッチ ID 13932765 をダウンロードします。

      3. パッチをインストールします。

        パッチパッケージには、ツールを使用してアップグレードを実行する方法を説明したドキュメントが含まれています。

    • InfiniBand SR-IOV。この機能を使用するには、使用しているシステムで少なくとも次のバージョンのシステムファームウェアが実行されている必要があります。

      • SPARC T4 – 8.4

      • SPARC T5、SPARC M5、および SPARC M6 – 9.1.0.x

      • SPARC T7 and SPARC M7 – 9.4.0.x

      • Fujitsu M10 サーバー – XCP2210

      InfiniBand SR-IOV デバイスとして Dual 40-Gigabit (4x) InfiniBand Host Channel Adapter M2 をサポートするには、そのカードまたはエクスプレスモジュールで少なくともバージョン 2.11.2010 のファームウェアが実行されている必要があります。このバージョンのファームウェアを入手するには、次のパッチをインストールします。

      • Low Profile (X4242A) – パッチ ID 16340059

      • Express Module (X4243A) – パッチ ID 16340042

      primary ドメインのファームウェアを表示して更新する場合は、Oracle Solaris 11.1 の fwflash コマンドを使用します。現在のファームウェアバージョンを表示するには、fwflash -lc IB コマンドを使用します。ファームウェアを更新するには、fwflash -f firmware-file -d device コマンドを使用します。fwflash(1M) のマニュアルページを参照してください。

      InfiniBand SR-IOV を使用するには、必ず InfiniBand スイッチでファームウェアバージョン 2.1.2 が実行されているようにします。このバージョンのファームウェアを入手するには、次のパッチをインストールします。

      • Sun Datacenter InfiniBand Switch 36 (X2821A-Z) – パッチ ID 16221424

      • Sun Network QDR InfiniBand GatewaySwitch (X2826A-Z) – パッチ ID 16221538

      ファームウェアの更新方法については、使用している InfiniBand スイッチのドキュメントを参照してください。

    • ファイバチャネル SR-IOV。この機能を使用するには、使用しているシステムで少なくとも次のバージョンのシステムファームウェアが実行されている必要があります。

      • SPARC T4 – 8.4.2.c

      • SPARC T5, SPARC T7, SPARC M5, SPARC M6, and SPARC M7 – 9.1.2.d

      • Fujitsu M10 サーバー – XCP2210

      ファイバチャネル SR-IOV 機能を有効にするには、Sun Storage 16 Gb Fibre Channel Universal HBA、Emulex 上のファームウェアのリビジョンが少なくとも 1.1.60.1 である必要があります。インストール手順は、ファームウェアに添付されています。


      Caution

      注意  - ファイバチャネル SR-IOV 機能を使用する予定の場合は、ファイバチャネルカードへのファームウェア更新のみを実行してください。


  • ソフトウェア要件。Oracle Solaris 10 OS は、SR-IOV ルートドメインでの使用に対してサポートされなくなりました。SR-IOV ルートドメインは、別途記載のないかぎり、少なくとも Oracle Solaris 11.1.10.5.0 OS を実行している必要があります。このため、少なくとも Oracle Solaris 11.1.10.5.0 OS を実行するように、SR-IOV ルートドメインをアップグレードしてください。また、少なくとも Oracle Solaris 11.1.10.5.0 OS を実行するように、I/O ドメインをアップグレードすることをお勧めします。

    • Ethernet SR-IOV。この SR-IOV の機能を使用するには、ルートドメインで少なくとも Oracle Solaris 11.1.10.5.0 OS が実行されている必要があります。I/O ドメインで、少なくとも Oracle Solaris 10 1/13 OS が実行されている必要があります。

    • InfiniBand SR-IOV。次のドメインで、サポートされている Oracle Solaris OS が動作している必要があります。

      • primary ドメインまたは primary 以外のルートドメインでは、少なくとも Oracle Solaris 11.1.10.6.0 OS が動作している必要があります。

      • I/O ドメインでは、少なくとも Oracle Solaris 11.1.10.6.0 OS または Oracle Solaris 10 1/13 OS を実行できます。

      • 仮想機能の構成に使用する予定の InfiniBand SR-IOV 物理機能を備えたすべてのルートドメインで、/etc/system ファイルを更新します。

        set ldc:ldc_maptable_entries = 0x20000

        /etc/system プロパティー値の正しい作成または更新については、/etc/system ファイルのプロパティー値の更新を参照してください。

        仮想機能を追加する I/O ドメインで、/etc/system ファイルを更新します。

        set rdsv3:rdsv3_fmr_pool_size = 16384
    • ファイバチャネル SR-IOV。この SR-IOV の機能を使用するには、ルートドメインで少なくとも Oracle Solaris 11.1.17.4.0 OS が実行されている必要があります。I/O ドメインで、少なくとも Oracle Solaris 10 1/13 OS が実行されている必要があります。