Oracle® VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド

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更新: 2015 年 5 月
 
 

仮想ネットワークのパフォーマンスを最大にするためのドメインの構成

旧バージョンの Oracle VM Server for SPARC および Oracle Solaris OS では、ジャンボフレームを構成することでネットワークパフォーマンスを改善できました。この構成は必須ではなくなったため、別の理由で必要な場合を除いて、サービスドメインおよびゲストドメインでは標準の MTU 値 1500 を使用することが最適な方法です。

ネットワークパフォーマンスを改善するには、サービスドメインおよびゲストドメインで extended-mapin-space プロパティーを on に設定します。これは、Oracle VM Server for SPARC 3.1 ソフトウェアおよびサポートされているシステムファームウェアのデフォルト設定です。

primary# ldm set-domain extended-mapin-space=on domain-name

extended-mapin-space プロパティー値を確認するには、次のコマンドを実行します。

primary# ldm ls -l domain-name |grep extended-mapin
extended-mapin-space=on

注 - extended-mapin-space プロパティー値を変更すると、primary ドメインで遅延再構成がトリガーされます。このような状況では、primary ドメインのリブートが必要です。また、このプロパティー値を変更する前に、まずゲストドメインを停止する必要があります。