Oracle® VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 5 月
 
 

SPARC P2V ツールを使用する場合の制限事項

    Oracle VM Server for SPARC P2V ツールには、次の制限事項があります。

  • UFS ファイルシステムのみがサポートされています。

  • プレーンディスク (/dev/dsk/c0t0d0s0)、Oracle Solaris Volume Manager のメタデバイス (/dev/md/dsk/dNNN)、および VxVM のカプセル化されたブートディスクのみが、ソースシステムでサポートされます。

  • P2V プロセス中に、それぞれのゲストドメインに存在できるのは単一の仮想スイッチと仮想ディスクサーバーのみです。P2V 変換のあとで、仮想スイッチと仮想ディスクサーバーをドメインに追加できます。

  • VxVM ボリュームのサポートは、カプセル化されたブートディスクの rootvolswapvolusrvaropt、および home ボリュームに制限されます。これらのボリュームの元のスライスは、ブートディスクに存在している必要があります。P2V ツールは、Oracle Solaris 10 OS 上の Veritas Volume Manager 5.x をサポートします。ただし、P2V ツールを使用して、VxVM を使用する Solaris 8 および Solaris 9 オペレーティングシステムを変換することもできます。

  • ゾーンのある Oracle Solaris 10 システムは、ldmp2v collect 操作を実行する前に、zoneadm detach コマンドを使用して、ゾーンが切り離されている場合に変換できます。P2V 変換が完了したら、zoneadm attach コマンドを使用して、ゲストドメインに作成されていたゾーンを再接続します。ゲストドメインでのこれらの手順の実行については、System Administration Guide: Oracle Solaris Containers-Resource Management and Oracle Solaris Zones の第 23 章Moving and Migrating Non-Global Zones (Tasks)を参照してください。


    注 - P2V ツールは、ゾーンパスやネットワークインタフェースなどのゾーン構成を更新したり、ゾーンパスのストレージを移動または構成したりしません。手動でゾーン構成を更新し、ゲストドメインにゾーンパスを移動する必要があります。System Administration Guide: Oracle Solaris Containers-Resource Management and Oracle Solaris Zones の第 23 章Moving and Migrating Non-Global Zones (Tasks)を参照してください。