Oracle® VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド

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更新: 2015 年 5 月
 
 

回復性 I/O ドメインの要件

    回復性 I/O ドメインは次の要件を満たす必要があります。

  • Oracle Solaris 11.2.8.0.0 (SRU 8) OS 以上を実行し、その primary ドメインが Oracle VM Server for SPARC 3.2 以上のソフトウェアを実行していること。

  • マルチパス機能を使用して、仮想機能と仮想デバイスに対応するフェイルオーバー構成を作成すること。ネットワークのマルチパスでは、IPMP グループに仮想機能と vnet デバイスを持たせることができます。

  • master プロパティーの値には、failure-policy プロパティーが ignore に設定されているルートドメインの名前を設定すること。その他の障害ポリシー設定 (stopresetpanic など) では I/O の回復性が破棄され、I/O ドメインが中断されます。

  • I/O ドメインの回復性をサポートする SR-IOV 仮想機能のみを使用すること。https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&doctype=REFERENCE&id=1325454.1 を参照してください。


注 - I/O ドメインが I/O 回復性デバイスのみを使用しているもののマルチパス構成になっていない場合、ルートドメインがサービスに復帰し、影響を受けるデバイスがリストアされるまで、アプリケーションが影響を受けることになります。