Oracle VM Server for SPARC 環境では、primary ドメインからのコンソール I/O はサービスプロセッサ (SP) に送信されます。ほかのすべてのドメインからのコンソール I/O は、仮想コンソール端末集配信装置 (vcc) を実行するサービスドメインにリダイレクトされます。サービスドメインが Oracle Solaris 11 OS を実行する場合、ゲストドメインのコンソール出力をファイルに記録できます。
サービスドメインは、論理ドメインのコンソールロギングをサポートします。サービスドメインは Oracle Solaris 11 OS を実行する必要がありますが、ログの対象となっているゲストドメインは Oracle Solaris 10 OS と Oracle Solaris 11 OS のどちらを実行してもかまいません。
ドメインコンソールログは、vcc サービスを提供するサービスドメイン上の /var/log/vntsd/domain/console-log というファイルに保存されます。コンソールログファイルは logadm コマンドを使用して交替することができます。logadm(1M) および logadm.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアでは、各論理ドメインのコンソールロギングを選択的に有効化および無効化できます。コンソールロギングはデフォルトで有効です。