vsw リソースは、ドメイン記述の一部として <Content> セクションに含まれることも、単独で <Envelope> セクションに記載されることもあります。それには、service_name キーがある <gprop:GenericProperty> タグが必要です。その名前が仮想スイッチに割り当てられます。
オプションで、vsw リソースに次のプロパティーも設定できます。
<rasd:Address> – MAC アドレスを仮想スイッチに割り当てます。
default–vlan–id – 仮想ネットワークデバイスまたは仮想スイッチをメンバーにする必要があるデフォルトの仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) を、タグ付きモードで指定します。最初の VLAN ID (vid1) は、この default-vlan-id に予約されています。
dev_path – この仮想スイッチに関連付けるネットワークデバイスのパス
id= – 新しい仮想スイッチデバイスの ID を指定します。デフォルトでは ID 値は自動的に生成されるため、OS で既存のデバイス名に一致させる必要がある場合に、このプロパティーを設定します。
inter_vnet_link – inter-vnet 通信用の LDC チャネルを割り当てるかどうかを指定します。デフォルト値は on です。
linkprop – 仮想デバイスが物理リンクステータスの更新を取得するかどうかを指定します。値が phys-state の場合、仮想デバイスは物理リンクステータスの更新を取得します。値が空白の場合、仮想デバイスは物理リンク状態の更新を取得しません (デフォルトの設定)。
mode – Oracle Solaris Cluster のハートビートサポートの場合は sc。
pvid – ポート仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) 識別子 (ID)。仮想ネットワークをメンバーにする必要のある VLAN をタグなしモードで指定します。
mtu – 仮想スイッチと、その仮想スイッチにバインドされている仮想ネットワークデバイス、またはその両方に最大転送単位 (Maximum Transmission Unit、MTU) を指定します。有効な値の範囲は 1500 - 16000 です。無効な値を指定すると、ldm コマンドでエラーが発生します。
vid – 仮想ローカルエリアネットワーク (VLAN) 識別子 (ID)。仮想ネットワークおよび仮想スイッチをメンバーにする必要のある VLAN をタグ付きモードで指定します。
<Envelope> <References/> <Content xsi:type="ovf:VirtualSystem_Type" id="ldg2"> <Section xsi:type="ovf:VirtualHardwareSection_Type"> <Item> <rasd:OtherResourceType>vsw</rasd:OtherResourceType> <rasd:Address>00:14:4f:fb:ec:00</rasd:Address> <gprop:GenericProperty key="service_name">test-vsw1</gprop:GenericProperty> <gprop:GenericProperty key="inter_vnet_link">on</gprop:GenericProperty> <gprop:GenericProperty key="default-vlan-id">1</gprop:GenericProperty> <gprop:GenericProperty key="pvid">1</gprop:GenericProperty> <gprop:GenericProperty key="mtu">1500</gprop:GenericProperty> <gprop:GenericProperty key="dev_path">switch@0</gprop:GenericProperty> <gprop:GenericProperty key="id">0</gprop:GenericProperty> </Item> </Section> </Content> </Envelope>