次の手順では、SUNWldmp2v パッケージを使用して、ldmp2v コマンドを Oracle Solaris 10 システムにインストールする方法を説明します。
Oracle Solaris 11 システムでは、ldomsmanager パッケージをインストールするとデフォルトで ldmp2v コマンドがインストールされます。
SUNWldmp2v パッケージは、Oracle VM Server for SPARC zip ファイルに入っています。
# pkgadd -d . SUNWldmp2v
VDS – 仮想ディスクサービスの名前。VDS="primary-vds0" など
VSW – 仮想スイッチの名前。VSW="primary-vsw0" など
VCC – 仮想コンソール端末集配信装置の名前。VCC="primary-vcc0" など
BACKEND_TYPE – zvol、file、または disk のバックエンドの種類
BACKEND_SPARSE – バックエンドデバイスを空白のボリュームまたはファイルとして作成するか (BACKEND_SPARSE="yes")、空白でないボリュームまたはファイルとして作成するか (BACKEND_SPARSE="no") を決定します
BACKEND_PREFIX – 仮想ディスクのバックエンドデバイスを作成する位置
BACKEND_TYPE="zvol" の場合、BACKEND_PREFIX 値を ZFS データセット名として指定します。BACKEND_TYPE="files" の場合、BACKEND_PREFIX 値は、/ からの相対的なディレクトリのパス名として解釈されます。
たとえば、BACKEND_PREFIX="tank/ldoms" の場合、ZVOL は tank/ldoms/domain-name データセット、ファイルは /tank/ldoms/domain-name サブディレクトリに作成されます。
BACKEND_PREFIX プロパティは、disk バックエンドには適用されません。
BOOT_TIMEOUT – Oracle Solaris OS ブート時のタイムアウト (秒)
詳細は、ダウンロード可能なバンドルに含まれている ldmp2v.conf.sample 構成ファイルを参照してください。