電源管理 (PM) を有効にするには、まず Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 ファームウェアで PM ポリシーを設定する必要があります。このセクションでは、Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアで PM を使用するために必要な情報をまとめます。
ILOM の詳細については、次のドキュメントを参照してください。
『Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 CLI 手順ガイド』の「消費電力のモニタリング」
『Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.0 機能更新およびリリースノート』
電源ポリシーは任意の時点でのシステムの電力使用量を管理します。ベースとなるプラットフォームに PM 機能が実装されていれば、次の電源ポリシーがサポートされます。
無効。システムは、使用可能なすべての電力を使用できます。
パフォーマンス。パフォーマンスにわずかな影響しか与えない次の PM 機能を 1 つ以上有効にします。
CPU コアの自動無効化
CPU クロックサイクルのスキップ
CPU の動的な電圧および周波数スケーリング (DVFS)
コヒーレンシリンクのスケーリング
Oracle Solaris Power Aware Dispatcher (PAD)
エラスティック。パフォーマンスのセクションで説明した PM 機能を使用して、現在の使用率レベルに合うようにシステムの電力使用量を調整します。たとえば、リソースの使用率が低いと、電力状態も引き下げられます。