直接 I/O (DIO) 機能を使用してドメインに直接 I/O デバイスを割り当てるには、適切なソフトウェアを実行することと、サポートされている PCIe カードを使用することが必要です。
ハードウェア要件。I/O ドメイン上で直接 I/O エンドポイントデバイスとして使用できるのは、特定の PCIe カードのみです。それ以外のカードを Oracle VM Server for SPARC 環境で使用することもできますが、DIO 機能とともには使用できません。代わりに、サービスドメインに使用することや、ルートコンプレックス全体が割り当てられた I/O ドメインに使用することは可能です。
使用しているプラットフォームで使用できるカードを確認するには、プラットフォームのハードウェアドキュメントを参照してください。サポートされる PCIe カードの最新のリストについては、https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&doctype=REFERENCE&id=1325454.1 を参照してください。
ソフトウェア要件。DIO 機能を使用するには、次のドメインで、サポートされる OS が実行されている必要があります。
直接 I/O 機能を使用して PCIe エンドポイントデバイスを追加または削除するには、まず PCIe バス自体で I/O 仮想化を有効にする必要があります。
ldm set-io または ldm add-io コマンドを使用すると、iov プロパティーを on に設定できます。また、ldm add-domain または ldm set-domain コマンドを使用すると、rc-add-policy プロパティーを iov に設定できます。ldm(1M) マニュアルページを参照してください。
ルートドメインをリブートすると直接 I/O に影響を及ぼすため、直接 I/O の構成変更は、直接 I/O に関連するルートドメインの変更が最大限になり、ルートドメインのリブートが最小限になるように、十分に計画してください。