Oracle® VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド

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更新: 2015 年 5 月
 
 

仮想ディスクおよび SCSI

物理 SCSI ディスクまたは LUN をフルディスクとしてエクスポートする場合、対応する仮想ディスクは、ユーザー SCSI コマンドインタフェース uscsi および多重ホストディスク制御操作 mhd をサポートします。バックエンドとしてファイルまたはボリュームを含む仮想ディスクなど、その他の仮想ディスクでは、これらのインタフェースはサポートされません。


注 - mpgroups と SCSI 予約を一緒に使用することはできません。

そのため、SCSI コマンド (Solaris Volume Manager metaset、Oracle Solaris Cluster shared devices など) を使用するアプリケーションまたは製品機能は、バックエンドとして物理 SCSI ディスクを含む仮想ディスクのみを使用するゲストドメインで使用できます。


注 - SCSI 操作は、仮想ディスクバックエンドとして使用される物理 SCSI ディスクまたは LUN を管理するサービスドメインによって効果的に実行されます。特に、サービスドメインは SCSI の予約を行います。このため、サービスドメインおよびゲストドメインで動作するアプリケーションは、同じ物理 SCSI ディスクに対して SCSI コマンドを発行するべきではありません。そうすると、ディスクが予期しない状態になる可能性があります。