リソースグループは、システム内のリソースを表示するための代替方法を提供します。リソースは、プロセッサコア、メモリー、および I/O バス間のベースとなる物理関係に基づいてグループ化されます。異なるプラットフォーム、さらに SPARC T5-2、SPARC T5-8 など、同じサーバーファミリ内の異なるプラットフォーム構成が、ハードウェアの違いを反映する異なるリソースグループを持つことができます。ldm list-resrc-group コマンドを使用してリソースグループ情報を表示します。
リソースグループのメンバーシップは、ハードウェア構成によって静的に定義されます。ldm remove-core コマンドと ldm remove-memory コマンドを使用すると、特定のリソースグループからのリソースを操作できます。
remove-core サブコマンドは、ドメインから削除する CPU コアの数を指定します。–g オプションを使用してリソースグループを指定した場合、削除対象として選択されるコアはすべて、そのリソースグループのものになります。
remove-memory サブコマンドは、指定された量のメモリーを論理ドメインから削除します。–g オプションを使用してリソースグループを指定した場合、削除対象として選択されるメモリーはすべて、そのリソースグループのものになります。
これらのコマンドについては、ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。
リソースグループ情報は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、SPARC T3、および SPARC T4 プラットフォームではサポートされません。ldm list-rsrc-group コマンドはこれらのプラットフォームでは情報を表示せず、ldm remove-core コマンドと ldm remove-memory コマンドの –g バリアントは機能しません。
例については、リソースグループ情報の一覧表示を参照してください。