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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

SMB を介してシェアをエクスポートするためのプロパティーの設定

SMB を介してシェアをエクスポートする際に、いくつかのシェアプロパティーを特定の方法で設定する必要があります。

表 101  SMB のシェアプロパティー
プロパティー
説明
大文字と小文字の区別
SMB クライアントは大文字小文字を区別しない動作を想定しているため、このプロパティーを「混在」または「区別しない」に設定する必要があります。静的プロパティーを参照してください。
非 UTF-8 を拒否
ファイルシステムで UTF-8 以外のファイル名が許可されている場合、SMB クライアントは正しく機能しないことがあります。静的プロパティーを参照してください。
ブロック不可の必須ロック
このプロパティーを有効にして、バイト範囲ロックが正常に機能できるようにする必要があります。静的プロパティーを参照してください。
リソース名
クライアントがシェアを参照するときに使用する名前。プロジェクトからこの名前を継承する方法については、シェアおよびプロジェクトプロトコルを参照してください。
シェアレベル ACL
ファイルシステムに格納されている ACL の範囲を超えた別のレイヤーのアクセス制御を追加する ACL。このプロパティーの詳細については、ファイルシステムのアクセス制御リストを参照してください。

「大文字と小文字の区別」および「非 UTF-8 を拒否」プロパティーは、シェアの作成時にのみ設定できます。

同じシステムの 2 つの SMB シェアに、同じリソース名を使用することはできません。プロジェクトから継承されたリソース名は特別な動作をします。詳細は、シェアとプロジェクトを参照してください。リソース名には、次の文字を除く任意の 80 文字未満の英数字を含めることができます。

" / \ [ ] : | < > + ; , ? * =

アクセスベースの列挙を有効にすると、クライアントが開くことができないファイルがディレクトリエントリとしてクライアントに表示されることがあります。ディレクトリエントリがフィルタリングされるのは、クライアントがそのファイルに対して何もアクセス権を持っていない場合だけです。たとえば、ACL で読み取りアクセス権だけが付与されている場合に、クライアントが読み取り/書き込みアクセスのためにファイルを開こうとすると、その要求は失敗しますが、ファイルはエントリのリストに含まれたままです。