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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

ストレージプールのスクラブ - 手動 (CLI)

ストレージプールをスクラブすると、エラーがないかどうか検査することで内容が検証されます。

ストレージプールの定期スクラブは、ストレージプールのスクラブ – 定期 (CLI)の説明に従ってデフォルトで有効化されます。

スクラブまたは再同期化がまだ進行中の場合、スクラブ操作は続行されません。再同期化の開始時にスクラブ操作が進行中の場合、再同期化操作によって現在のスクラブは一時停止され、再同期化の完了後に再開されます。

スクラブを実行するための推奨される最小期間は 3 か月ごとです。

  • 少なくとももっとも古いバックアップの有効期限が切れるごとにスクラブを実行するべきです。

  • スクラブは、ソフトウェアアップグレードの実行前にも実行してください。

  1. configuration storage に移動します。
  2. スクラブするオンラインプールを選択します。

    単一のプールの場合、プール名は表示されませんが、そのプールが選択されます。

    複数のプールがある場合、1 つのプールが選択され、表示されています。set pool コマンドを使用して別のプールを選択します。

    hostname:configuration storage (pool0)> set pool=pool1
                              pool = pool1
  3. (オプション) 最後のスクラブのステータスを確認します。

    lsshow、または get コマンドを使用して、最後のスクラブが完了した GMT 時間 (完了しなかった場合はスクラブの実行時間) と、スクラブによって報告されたエラーの数を表示します。

    hostname:configuration storage (pool1)> get scrub
               scrub = scrub completed after 2d20h with 0 errors on Mon May  6 10:35:16 2019

    zpool status コマンドでも、最後のスクラブの完了時間、スクラブの実行時間、およびエラー検出と修復の有無が報告されます。

  4. scrub start と入力します。
    hostname:configuration storage (pool1)> scrub start
  5. (オプション) scrub stop と入力して、スクラブを完了前に停止します。
    hostname:configuration storage (pool1)> scrub stop

    scrub start と再度入力すると、スクラブが再開します。

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