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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

クラウドプロパティー

クラウドプロパティーは、次のカテゴリにグループ化されます。

クラウドデータサービスプロパティーは、クラウドデータサービスの構成時に使用されます。

表 22  クラウドデータサービスプロパティー
BUI フィールド名
CLI 名
説明
緑色のステータスアイコン
status = online
クラウドデータサービスがオンラインであることを示します。
灰色のステータスアイコン
status = offline
クラウドデータサービスがオフラインであることを示します。
SSL/TLS バージョンおよび暗号
tls_version
BUI では、SSL/TLS バージョンのチェックボックスを選択または選択解除します。CLI では、プロパティーを、コンマで区切った特定の値に設定します。タブ補完を使用して、使用可能な値のリストを表示します。
ciphers
BUI では、暗号のチェックボックスを選択または選択解除します。CLI では、プロパティーを、コンマで区切った特定の値に設定します。タブ補完を使用して、使用可能な値のリストを表示します。

クラウドターゲットプロパティーは、クラウドターゲットの定義時または変更時に使用されます。

表 23  クラウドターゲットプロパティー
BUI フィールド名
CLI 名
説明
名前
name
クラウドターゲット名。システムに対して一意である必要があります。このプロパティーは、クラウドターゲットを定義したあとに変更できます。
場所
location
クラウドターゲットの場所。これはリージョナル API エンドポイント URL です。Oracle Cloud Infrastructure アカウントの設定も参照してください。
ユーザー
user
ユーザー名の Oracle Cloud Identifier (OCID)。Oracle Cloud Infrastructure アカウントの設定も参照してください。
データバケットを使用
databucket_on
データとメタデータが異なるバケットにあるかどうかを示します。データはデータバケットに保存され、メタデータはバケットに保存されます。アーカイブバケットを使用する場合、メタデータは標準バケットに保存する必要があります。BUI では、関連付けられたチェックボックスを選択または選択解除します。CLI では、プロパティーを true または false に設定します。
バケット
bucket
確定したバケット名。locationbucket、および data_bucket の組み合わせは、システムに対して一意である必要があります。BUI で「データバケットを使用」を選択したか、CLI で databucket_ontrue に設定した場合、このプロパティーはメタデータバケット用です。BUI で「データバケットを使用」を選択しなかったか、CLI で databucket_onfalse に設定した場合、このプロパティーはメタデータおよびデータ用です。
データバケット
data_bucket
確定したバケット名。locationbucket、および data_bucket の組み合わせは、システムに対して一意である必要があります。BUI で「データバケットを使用」を選択したか、CLI で databucket_ontrue に設定した場合、このプロパティーはデータバケット用です。BUI で「データバケットを使用」を選択しなかったか、CLI で databucket_onfalse に設定した場合、このプロパティーは設定できません。
テナンシ
tenancy
テナンシ OCID。Oracle Cloud Infrastructure アカウントの設定も参照してください。
非公開鍵
key
アプライアンスの非公開鍵。Oracle Cloud Infrastructure アカウントの設定も参照してください。
Web プロキシを使用
proxy_on
プロキシが Web とのシステム通信に使用されるかどうかを示します。BUI では、関連付けられたチェックボックスを選択または選択解除します。CLI では、プロパティーを true または false に設定します。このプロパティーは、クラウドターゲットを定義したあとに変更できます。
ホスト : ポート
proxy_host
Web プロキシのホスト名とポート番号。このプロパティーは、クラウドターゲットを定義したあとに変更できます。
ユーザー名
proxy_user
Web プロキシにアクセスするために必要なユーザー名。このプロパティーは、クラウドターゲットを定義したあとに変更できます。
パスワード
proxy_password
Web プロキシにアクセスするために必要なパスワード。このプロパティーは、クラウドターゲットを定義したあとに変更できます。
緑色のステータスアイコン
online = true
クラウドターゲットがオンラインで使用可能であることを示します。
書き込み制限帯域幅
writelimit
クラウドバックアップをクラウドターゲットにアップロードするときにトラフィック書き込み帯域幅を制限する場合の値および測定単位。測定単位:
  • バイト/秒の場合、B/s

  • K バイト/秒の場合、K/s

  • M バイト/秒の場合、M/s

  • G バイト/秒の場合、G/s

読み取り制限帯域幅
readlimit
クラウドバックアップをクラウドターゲットから復元するときにトラフィック読み取り帯域幅を制限する場合の値および測定単位。測定単位:
  • バイト/秒の場合、B/s

  • K バイト/秒の場合、K/s

  • M バイト/秒の場合、M/s

  • G バイト/秒の場合、G/s

灰色のステータスアイコン
online = false
クラウドターゲットがオフラインで使用不可であることを示します。
id
クラウドターゲットの ID。

クラウドジョブプロパティーは、クラウドジョブの表示時に使用されます。

表 24  クラウドジョブプロパティー
BUI フィールド名
CLI 名
説明
操作
op
操作タイプ: backupdelete、または restore
target
クラウドターゲットの ID。
ターゲット
targetName
クラウドターゲット名。
更新
created
クラウドジョブの作成日時。
updated
クラウドジョブの更新/開始日時。
id
クラウドジョブの ID。
形式
format
クラウドバックアップの形式: zfs (デフォルト) または tar
ステータス
status
クラウドジョブのステータス: in-progresspendingcompleted、または error
rate
1 秒あたりの測定単位で表された (「転送されたデータ量」を参照) データ転送の速度。
transferred および estimated_size
転送されたデータ量と推定サイズ。ジョブが進行中の場合、BUI では転送されたデータの割合と推定サイズが表示され、CLI では transferred および estimated_size プロパティーを使用して割合を計算できます。測定単位:
  • B: バイト

  • K: キロバイト

  • M: メガバイト

  • G: ギガバイト

  • T: テラバイト

  • P: ペタバイト

  • E: エクサバイト

dataset
データセット。プール名/local/プロジェクト名/シェア名として定義されます。
backup
クラウドバックアップの ID。例: 3e035b7e546e0d02 / db7fd6c55558cea0
snapshot
スナップショット名。
details
クラウドジョブの詳細 (クラウドバックアップのステータス、バケット名、クラウドバックアップの形式、バックアップ ID など)。例: uploading backup to zfs / backups / zfs / 3e035b7e546e0d02 / db7fd6c55558cea0 / 000000001

クラウドバックアッププロパティーは、クラウドバックアップの作成時または表示時に使用されます。

表 25  クラウドバックアッププロパティー
BUI フィールド名
CLI 名
説明
ターゲット
target
クラウドターゲット名。
ソース
source
クラウドバックアップのソースシステム。
データセット
dataset
データセット。プール名/local/プロジェクト名/シェア名@スナップショット名として定義されます。
形式
format
クラウドバックアップの形式: zfs (デフォルト) または tar
ストレージ層
tier
ストレージ層のタイプ: 標準またはアーカイブ。
サイズ
size
クラウドバックアップのサイズ。測定単位:
  • B: バイト

  • K: キロバイト

  • M: メガバイト

  • G: ギガバイト

  • T: テラバイト

  • P: ペタバイト

  • E: エクサバイト

開始日
started
クラウドバックアップの開始日時。
アップロード日
uploaded
クラウドバックアップのアップロード日時。
id
クラウドバックアップの ID。例: 3e035b7e546e0d02 / db7fd6c55558cea0
parent
増分スナップショットの親スナップショット。このプロパティーは、増分スナップショットが選択されている場合のみ表示されます。

クラウドバックアップ復元プロパティーは、Oracle ZFS Storage Appliance 上のクラウドバックアップの復元時に使用されます。

Oracle ZFS Storage Appliance 上に tar クラウドバックアップを復元したら、このタイプのバックアップでは元のファイルシステムプロパティーが保持されず、プロジェクトプロパティーも継承されないため、ファイルシステムのプロパティーを設定します。

表 26  クラウドバックアップ復元プロパティー
BUI フィールド名
CLI 名
説明
プール
pool
クラウドバックアップ復元のローカルプール名。
プロジェクト
project
クラウドバックアップ復元のローカルプロジェクト名。
シェア
share
クラウドバックアップ復元のローカルシェア名。