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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

ストレージプールのスクラブ – 定期 (CLI)

ストレージプールをスクラブすると、エラーがないかどうか検査することで内容が検証されます。デフォルトでは、ストレージプールの定期スクラブは有効化され、30 日ごとの頻度に設定されます。scrub_schedule プロパティーを使用して、別のスクラブ間隔の指定やスクラブスケジュールの無効化を行います。

スクラブの優先度を明示的に変更することはできません。スクラブの優先度は、指定されたスクラブ間隔、スクラブの進行状況、およびシステム負荷に基づいて自動的に調整されます。スクラブの優先度は、アイドルシステムでは自動的に上昇します。

スクラブまたは再同期化がまだ進行中の場合、スクラブ操作は続行されません。再同期化の開始時にスクラブ操作が進行中の場合、再同期化操作によって現在のスクラブは一時停止され、再同期化の完了後に再開されます。

  1. configuration storage に移動します。
  2. スクラブするオンラインプールを選択します。

    単一のプールの場合、プール名は表示されませんが、そのプールが選択されます。

    複数のプールがある場合、1 つのプールが選択され、表示されています。set pool コマンドを使用して別のプールを選択します。

    hostname:configuration storage (pool0)> set pool=pool1
                              pool = pool1
  3. (オプション) 最後のスクラブのステータスを確認します。

    lsshow、または get コマンドを使用して、最後のスクラブが完了した GMT 時間 (完了しなかった場合はスクラブの実行時間) と、スクラブによって報告されたエラーの数を表示します。

    hostname:configuration storage (pool1)> get scrub scrub_schedule
               scrub = scrub completed after 2d20h with 0 errors on Mon May  6 10:35:16 2019
      scrub_schedule = 30 days

    zpool status コマンドでも、最後のスクラブの完了時間、スクラブの実行時間、およびエラー検出と修復の有無が報告されます。

  4. scrub_schedule プロパティーの値を設定します。

    たとえば、手動スクラブを実行する場合、scrub_schedule プロパティーの値を off に設定して、スクラブスケジュールを無効にします。

    ストレージプールの定期スクラブを有効にするには、scrub_schedule プロパティーの値を定期スクラブの間隔日数に設定します。scrub_schedule は、15、30、45、60、75、または 90 日に設定できます。

    hostname:configuration storage (p0)> set scrub_schedule=60
                              scrub_schedule = 60
    hostname:configuration storage (p0)> get scrub_schedule
                              scrub_schedule = 60 days

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