プロジェクト内で作成されるファイルシステムまたは LUN は、親プロジェクトのプロパティーを継承します。継承できるプロパティーのリストについては、継承されるプロパティーを参照してください。
暗号化プロジェクト内に作成されるファイルシステムまたは LUN は、自動的に暗号化され、プロジェクトから暗号化設定を継承します。暗号化鍵の設定は、シェアが暗号化されていないプロジェクトで作成されたか、暗号化されたプロジェクトで作成されたかにかかわらず、変更できます。
暗号化シェアのセットを作成する簡単な方法は、それらを暗号化プロジェクト内に作成することです。
始める前に
暗号化を使用するには、最初に構成する必要があります。データ暗号化を参照してください。
選択されたプロジェクトが適切ではない場合、select project-name コマンドを使用して別のプロジェクトを選択します。
「filesystem filesystem-name」または「lun lun-name」と入力します。
名前は、1 - 64 文字の長さにする必要があります。名前はピリオド (.) で始めることができず、空白を含めることもできません。使用可能な文字は、英数字と次の特殊文字です。
_ - . :
次の例では、default プロジェクトに fs-1 という名前のファイルシステムを作成しています。
hostname:shares default> filesystem fs-1 hostname:shares default/fs-1 (uncommitted)>
hostname:shares default/lun1 (uncommitted)> set volsize=2G volsize = 2G (uncommitted)
このシェアの親プロジェクトが暗号化されていない場合、デフォルトで encryption プロパティーの値が off になります。暗号化シェアを作成するには、encryption プロパティーを新しい値に設定します。encryption プロパティーの値の説明については、暗号化鍵の値についてを参照してください。
このシェアの親プロジェクトが暗号化されている場合、encryption の値が継承され、変更することはできません。
シェアの親プロジェクトが暗号化されていない場合、keystore および keyname プロパティーを設定します。
このシェアの親プロジェクトが暗号化されている場合、keystore および keyname プロパティーの値は、デフォルトでプロジェクトから継承されます。次の例に示すように、継承された値を使用することも、それらを変更することもできます。
hostname:shares default/fs-1 (uncommitted)> set keyname=MyKey keyname = MyKey (uncommitted)
シェアプロパティーについては、ファイルシステムのプロパティーおよびLUN プロパティーを参照してください。
hostname:shares default/fs-1 (uncommitted)> commit