クラウドデータサービスを有効にしたあとで、場所、バケット、およびデータバケットの組み合わせであるクラウドターゲットを作成できます。各クラウドターゲットは、システムの信頼チェーンからクラウドデータサービスに割り当てられた HTTPS 証明書と、サービスに割り当てられたその他のアップロード済みの信頼できる証明書を使用します。クラウドデータサービスへの証明書の割り当ての詳細は、サービスへの証明書の割り当て (CLI)を参照してください。
hostname:> configuration services cloud
hostname:configuration services cloud targets> get Properties: name = (unset) location = (unset) user = (unset) databucket_on = false bucket = (unset) data_bucket = (unset) tenancy = (unset) key = (unset) proxy_on = false proxy_host = (unset) proxy_user = (unset) proxy_password = (unset) writelimit = (unset) readlimit = (unset)
name: このクラウドターゲットでのユーザーの名前で、システムに対して一意である必要があります。
location: リージョナル API エンドポイント (場所) の URL (https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com など)
user: Oracle Cloud Infrastructure アカウントからのユーザー名の OCID。
databucket_on: データとメタデータが異なるバケットにある場合、これを true に設定します。データは data_bucket に保存され、メタデータは bucket に保存されます。アーカイブバケットを使用する場合、メタデータは標準バケットに保存する必要があります。
bucket: 確定したバケット名。データは標準バケットまたはアーカイブバケットに保存できます。location、bucket、および data_bucket の組み合わせは、システムに対して一意である必要があります。databucket_on を true に設定した場合、このプロパティーはメタデータバケット用で、databucket_on を false に設定した場合、このプロパティーはメタデータおよびデータ用です。名前空間を指定するには、それを namespace/bucket のようにバケット名に含めます。たとえば、export/test2/bucket であれば、export/test2 が名前空間です。これを使用して、マウントポイントとして使用する名前空間とともにターゲットアプライアンスの異なるシェア名を指定できます。
data_bucket: databucket_on を true に設定した場合、このプロパティーはデータバケット用で、databucket_on を false に設定した場合、このプロパティーは設定できません。location、bucket、および data_bucket の組み合わせは、システムに対して一意である必要があります。
tenancy: Oracle Cloud Infrastructure アカウントからのテナンシ名の OCID。
key: アカウントの非公開鍵。これは Oracle Cloud Infrastructure アカウントにアップロードされた公開鍵と一致している必要があります。Privacy Enhanced Mail (PEM) 形式で鍵を入力します。
setkey コマンドを使用して、対話型モードで鍵を入力します。複数行を使用できます。すべての行の入力が終了したら、ピリオド「.」を入力します。
hostname:configuration services cloud targets> setkey ("." to end)> - - - - -BEGIN RSA PRIVATE KEY- - - - - ("." to end)> MD0CAQACCQDJCnSbjr7nUQIDAQABAggQMmdyfF9wgQIFAOQayRsCBQDhoGQDAgRr ("." to end)> NWanAGQeHthbAgQeJsyk ("." to end)> - - - - -END RSA PRIVATE KEY- - - - - ("." to end)> .
proxy_on: Web とのシステム通信にプロキシを使用するには、これを true に設定し、proxy_host (ホストのポート名および番号) のプロパティーに入力します。proxy_user (ユーザー名) および proxy_password (ユーザーパスワード) プロパティーはオプションです。proxy_host の例: www-proxy.us.example.com:80。
writelimit (オプション): クラウドバックアップをクラウドターゲットにアップロードするときにトラフィック書き込み帯域幅を制限する場合の値および測定単位に設定します。たとえば、5M/s の場合は、クラウドターゲットへの書き込みが 5M バイト/秒に制限されます。
readlimit (オプション): クラウドバックアップをクラウドターゲットから復元するときにトラフィック読み取り帯域幅を制限する場合の値および測定単位に設定します。たとえば、4M/s の場合は、クラウドターゲットからの読み取りが 4M バイト/秒に制限されます。
hostname:configuration services cloud (uncommitted)> commit