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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

ルートディレクトリアクセス

ファイルシステムのルートディレクトリに対する基本的なアクセス制御を設定するには、「シェア」>「シェア」>「ファイルシステム」>「アクセス」に移動します。これらの設定は、使用されている任意のプロトコルを介して帯域内で管理できますが、便宜上ここで指定することもできます。読み取り専用ファイルシステムでは、これらのプロパティーを変更するにはファイルシステムのルートディレクトリのメタデータを変更する必要があるため、これらのプロパティーは変更できません。

  • ユーザー - ルートディレクトリの所有者。これはユーザー ID またはユーザー名で指定できます。UNIX ユーザーと Windows ユーザーのマッピングの詳細は、「アイデンティティーマッピング」を参照してください。UNIX ベースの NFS アクセスの場合、これはクライアントから chown コマンドを使用すると変更できます。

  • グループ - ルートディレクトリのグループ。これはグループ ID またはグループ名で指定できます。UNIX グループと Windows グループのマッピングの詳細は、「アイデンティティーマッピング」を参照してください。UNIX ベースの NFS アクセスの場合、これはクライアントから chgrp コマンドを使用すると変更できます。

  • アクセス権 - ルートディレクトリに対する標準の UNIX アクセス権。UNIX ベースの NFS アクセスの場合、これはクライアントから chmod コマンドを使用すると変更できます。アクセス権は 3 つのタイプに分かれています。

    アクセスタイプ
    説明
    ユーザー
    ディレクトリの現在の所有者であるユーザー。
    グループ
    ディレクトリの現在のグループ。
    その他
    ほかのすべてのアクセス。

    各アクセスタイプには、次のアクセス権を付与できます。

    タイプ
    説明
    読み取り
    R
    ディレクトリの内容を一覧表示するアクセス権。
    書き込み
    W
    ディレクトリにファイルを作成するアクセス権。*
    実行
    X
    ディレクトリのエントリを検索するアクセス権。実行アクセス権はあるが読み取りアクセス権がない場合、ユーザーはファイル名を指定して明示的にファイルにアクセスすることはできますが、ディレクトリの内容を一覧表示することはできません。

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