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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

HTTP のプロパティーとログ

表 62  HTTP の一般プロパティー
BUI ラベル
CLI のプロパティー
説明
該当なし
status
HTTP サービスのステータスを示す読み取り専用プロパティー
プロトコル
protocols
サポートするアクセス方法として、HTTPHTTPS、またはその両方を選択します。
HTTP ポート (受信接続用)
listen_port
HTTP ポート。デフォルトは 80 です。
HTTPS ポート (セキュアな受信接続用)
https_port
セキュア HTTP ポート。デフォルトは 443 です。
表 63  HTTP セキュリティーのプロパティー
BUI ラベル
CLI のプロパティー
説明
SSL/TLS バージョン
tls_version
HTTP 接続のための SSL/TLS プロトコルバージョン。デフォルトの TLS バージョンは TLSv1.1、TLSv1.2、およびそれに関連付けられた暗号化です。セキュリティー上の懸念があるため TLSv1.0 はデフォルトでは有効になっていませんが、下位互換性のために有効にできます。使用可能な暗号化のリストは、選択されたバージョンによって異なります。選択された一部の SSL/TLS プロトコルバージョンまたは暗号化がサポートされなくなった場合は、ソフトウェアのアップグレード後に削除されます。サービスが使用不可にならないようにするために、特に必要になるか、または Oracle サポートから指示されないかぎり、デフォルト設定を維持してください。
暗号化のリスト
ciphers
HTTP 接続のための暗号のリスト。使用可能な暗号化のリストは、選択されたバージョンによって異なります。選択された一部の SSL/TLS 暗号化がサポートされなくなった場合は、ソフトウェアのアップグレード後に削除されます。サービスが使用不可にならないようにするために、特に必要になるか、または Oracle サポートから指示されないかぎり、デフォルト設定を維持してください。
表 64  HTTP WebDAV のプロパティー
BUI ラベル
CLI のプロパティー
説明
WebDAV を有効化
webdav_enabled
選択されている場合は、HTTP WebDAV 機能を有効にします。
クライアントログインが必要
require_login
シェアアクセスが許可されるためにはクライアントの認証が必要です。クライアントで作成されるファイルにはその所有権が割り当てられます。このプロパティーが設定されていない場合、作成されるファイルは、ユーザー nobody で HTTP サービスによって所有されます。HTTP の認証とアクセス制御を参照してください。
表 65  HTTP Swift オブジェクト API サービスのプロパティー
BUI ラベル
CLI のプロパティー
説明
Swift を有効化
swift_enabled
選択されている場合は、HTTP Swift オブジェクト API サービスを有効にします。
デフォルトパス
swift_default_path
ユーザーが設定していないときに使用される場所を設定します。
OpenStack アイデンティティーサービスを使用
swift_ids_on
選択すると、Keystone サーバーとの通信に必要なプロパティー (認証 URl、ロール、テナント、ユーザー、パスワード) が有効になります。
認証 URI
swift_ids_auth_server
アイデンティティーサービス URI (例: http://keystone:5000/V2.0)。
ロール
swift_ids_role
OpenStack アイデンティティーサービスのタイプ
テナント
swift_ids_tenant
OpenStack アイデンティティーサービスのテナント名
ユーザー
swift_ids_user
OpenStack アイデンティティーサービスユーザーの名前
パスワード
swift_ids_password
OpenStack アイデンティティーサービスユーザーのパスワード

注 -  オブジェクト API サービスでは、シェアの所有者の変更はサポートされません。シェア所有者が変更されても、オブジェクトリポジトリ内のアカウント所有者は変更されず、それによって以降の認証要求が失敗することがあります。
表 66  HTTP Amazon S3 オブジェクト API サービスのプロパティー
BUI ラベル
CLI のプロパティー
説明
S3 を有効化
s3_enabled
選択されている場合は、HTTP Amazon S3 オブジェクト API サービスを有効にします。
デフォルトパス
s3_default_path
ユーザーが設定していないときに使用される場所を設定します。
マスターパスフレーズ
master_passphrase
Amazon S3 オブジェクト API サービスのマスターパスフレーズを設定します。
マスターパスフレーズの確認
マスターパスフレーズを確認します。

注 -  オブジェクト API サービスでは、シェアの所有者の変更はサポートされません。シェア所有者が変更されても、オブジェクトリポジトリ内のアカウント所有者は変更されず、それによって以降の認証要求が失敗することがあります。
表 67  HTTP Oracle Cloud Infrastructure Object Storage API サービスのプロパティー
BUI ラベル
CLI のプロパティー
説明
OCI を有効化
oci_enabled
選択されている場合は、HTTP Oracle Cloud Infrastructure Object Storage API サービスを有効にします。
デフォルトパス
oci_default_path
ユーザーが設定していないときに使用される場所を設定します。
keys ノード
BUI では、アプライアンスで有効なユーザー名を設定し、オプションでコメントを入力して、Oracle Cloud Infrastructure Object Storage API サービスに PEM 形式で RSA 公開鍵を入力します。
CLI では、アプライアンスで有効な user 名を設定し、オプションで comment を入力して、setkey コマンドを使用して Oracle Cloud Infrastructure Object Storage API サービスに PEM 形式で RSA 公開鍵を対話的に入力します。

注 -  オブジェクト API サービスでは、シェアの所有者の変更はサポートされません。シェア所有者が変更されても、オブジェクトリポジトリ内のアカウント所有者は変更されず、それによって以降の認証要求が失敗することがあります。

HTTP のログ

HTTP サービスのログは、network-http:apache24 に格納されています。

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