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Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.8.x

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更新: 2021 年 8 月
 
 

ネットワークインタフェースの構成

インタフェースは、データリンクを介して IP アドレスを構成します。インタフェースでは次の機能がサポートされます。

  • IPv4 および IPv6 プロトコル。

  • IPMP - IP アドレスが、障害の発生したデータリンクから正常なデータリンクに自動的に移行できるようにすることによってネットワークの信頼性を向上させる IP ネットワークマルチパス。

インタフェースでは次の設定を使用できます。

表 17  インタフェースのプロパティー
BUI のプロパティー
CLI のプロパティー
説明
名前
label
インタフェースのカスタム名
インタフェースを有効化
enable
このインタフェースを IP トラフィックに使用できるようにします。あるインタフェースが無効になっている場合、アプライアンスはそのインタフェースを介して IP トラフィックを送受信しなくなるか、またはそのインタフェース上に構成されている任意の IP アドレスを使用します。現時点では、IPMP グループ内のアクティブ IP インタフェースを無効にしても、スタンバイインタフェースのアクティブ化はトリガーされません。
管理を許可
allow
このインタフェースを介したアプライアンスの管理 BUI または CLI への接続を許可します。ネットワーク環境に個別の管理ネットワークが含まれていた場合は、セキュリティーを向上させるために、このプロパティーはその管理ネットワークに対してのみ有効にできます「管理インタフェースの構成」(BUICLI) を参照してください。
IPv4 構成:
v4addrs または v4dhcp
「静的アドレスリスト」を選択 (または v4addrs の値を入力) するか、動的リクエストにするために「DHCP」を選択 (または v4dhcptrue に設定) します。
IPv4 アドレス/マスク
v4addrs
CIDR 表記での 1 つ以上の IPv4 アドレス (192.168.1.1/24)
IPv6 構成:
v6addrs または v6dhcp
「静的アドレスリスト」を選択 (または v6addrs の値を入力) するか、自動的に生成されたリンクローカルアドレス (および、IPv6 ルーターが応答する場合はサイトローカル) を使用するために「IPv6 自動構成」を選択 (または v6dhcptrue に設定) します。
IPv6 アドレス/マスク
v6addrs
CIDR 表記での 1 つ以上の IPv6 アドレス (1080::8:800:200C:417A/32)
直接到達可能なネットワーク
v4directnets または v6directnets
ローカル IP アドレスがメンバーではないものの、そのインタフェースのデータリンクの物理的な接続先である直接到達可能なサブネット (IP アドレスおよびマスクの CIDR 表記で表される)。これにより、IP アドレスが節約されてスケーラビリティーが改善し、コアスイッチおよびルーターを介してトラフィックの輻輳を緩和できます。
IP マルチパスグループ
links
冗長性のためにデータリンクのプールを使用できる IP ネットワークマルチパスを構成します。