ストレージプールをスクラブすると、エラーがないかどうか検査することで内容が検証されます。デフォルトでは、ストレージプールの定期スクラブは有効化され、30 日ごとの頻度に設定されます。「スクラブスケジュール」コントロールを使用して、別のスクラブ間隔の指定やスクラブスケジュールの無効化を行います。
スクラブの優先度を明示的に変更することはできません。スクラブの優先度は、指定されたスクラブ間隔、スクラブの進行状況、およびシステム負荷に基づいて自動的に調整されます。スクラブの優先度は、アイドルシステムでは自動的に上昇します。
スクラブまたは再同期化がまだ進行中の場合、スクラブ操作は続行されません。再同期化の開始時にスクラブ操作が進行中の場合、再同期化操作によって現在のスクラブは一時停止され、再同期化の完了後に再開されます。
「スクラブステータス」フィールドには、最後のスクラブが完了したローカル時間 (完了しなかった場合はスクラブの実行時間) と、スクラブによって報告されたエラーの数が表示されます。
zpool status コマンドでも、最後のスクラブの完了時間、スクラブの実行時間、およびエラー検出と修復の有無が報告されます。
「スクラブスケジュール」ドロップダウンメニューの選択肢は次のとおりです。
オフ
15 日
30 日
45 日
60 日
75 日
90 日
デフォルトでは、スクラブは 30 日ごとの頻度にスケジュールされます。別のスクラブ間隔を選択できます。または、定期スクラブを無効にするには「オフ」を選択します。