prop 関数の使用

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ほとんどの場合、get 関数と prop 関数は同じ値を返します。これらの 2 つの関数の違いは、get 関数が常にスクリプト可能な値を返すとは限らないのに対し、prop 関数は常にスクリプト可能な値を返すところにあります。スクリプト可能な値には、プロパティーのタイプごとに同一の安定した形式があります。

現在のノードコンテキストでプロパティーのスクリプト可能な値を返します。
ほとんどのプロパティーで、get 関数と prop 関数は、version プロパティーの次の例に示すように、同一の値を返します。
```
> ls
version = 2019.02.28,1-0
> script get('version')
'2019.02.28,1-0'
> script prop('version')
'2019.02.28,1-0'
```
date プロパティーの次の例で、get 関数によって返される値と、prop 関数によって返されるスクリプト可能な値の間の違いに留意してください。
```
> ls
date = 2019-2-28 10:43:11
> script get('date')
Tue Feb 28 2019 10:43:11 GMT+0000 (UTC) (Date object)
> script prop('date')
'2019-02-28T10:43:11Z'
```
現在のノードコンテキストのプロパティーの値を、スクリプト可能な値に設定します。
prop 関数呼び出しに値を含め、指定したプロパティーの値を設定します。特定の値がそのプロパティーの指定したスクリプト可能な形式ではない場合、エラーメッセージが出力されます。それ以外の場合、prop 関数の設定形式は何の値も返しません。
```
> ls
date = 2019-2-28 10:43:11
> script prop('date', '2019-03-09T12:34:56Z')
> ls
date = 2019-3-09 12:34:56
> script prop('date')
'2019-03-09T12:34:56Z'
```
ブール型プロパティーの値を設定します。
prop 関数を使用してプロパティー値を返すか、プロパティー値を設定することができるため、prop 関数は、set 関数が持っている、値を指定せずにブール型プロパティーを true に設定する機能を持っていません。

次の例は、set 関数の短縮バージョンを使用してブール型プロパティーを値 true に設定する方法を示しています。
```
set('booleanproperty')
```
prop 関数の短縮形式は、ブール型プロパティーの値として true または false を返します。
```
script prop('booleanproperty')
'false'
```
prop 関数を使用してブール型プロパティーの値を設定するには、その値を指定する必要があります。
```
script prop('booleanproperty', true)
script prop('booleanproperty')
'true'
```

List プロパティーの値を設定します。

List 修飾子でプロパティーのスクリプト可能な値を設定するには、値の配列を指定する必要があります。

> ls
stringlist = a,string,list
> script prop('stringlist', ['a', 'b', 'c', 'd'])
> script prop('stringlist')
['a', 'b', 'c', 'd']
> ls
stringlist = a,b,c,d

List プロパティーの単一値を指定するには、サイズが 1 の配列として単一値を指定します。

> ls
stringlist = a,string,list
> script prop('stringlist', ['a'])
> script prop('stringlist')
['a']
> ls
stringlist = a

Empty または List 修飾子でプロパティーの空の値を指定するには、空の配列を指定します。

> ls
emptystringlist = a,string,list
> script prop('emptystringlist', [])
> script prop('emptystringlist')
[]
> ls
emptystringlist =