Go to main content
Oracle® ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0

印刷ビューの終了

更新: 2017 年 3 月
 
 

NDMP のバックアップの形式とタイプ

NDMP プロトコルでは、バックアップデータの形式を指定しません。アプライアンスでは、それぞれの実装に対応する 3 つのバックアップタイプとオンテープ形式をサポートします。DMA では、NDMP 環境変数 TYPE に次の値を指定してバックアップタイプを選択できます。

表 66  NDMP のバックアップの形式とタイプ
バックアップタイプ
詳細
dump
ファイルシステム専用のファイルベース。ファイル履歴とダイレクトアクセスリカバリ (DAR) をサポートします。
tar
ファイルシステム専用のファイルベース。ファイル履歴とダイレクトアクセスリカバリ (DAR) をサポートします。
zfs
ファイルシステムとボリューム用のシェアベース。ファイル履歴やダイレクトアクセスリカバリ (DAR) をサポートしませんが、一部のデータセットではバックアップ速度が向上することがあります。NDMPv4 でのみサポートされます。

標準の NDMP データストリーム形式は存在しないため、アプライアンスで生成されるバックアップストリームは、互換性のあるソフトウェアが実行されている ZFS ストレージアプライアンスでのみ復元できます。アプライアンスソフトウェアの将来のバージョンでは通常、そのソフトウェアの古いバージョンからバックアップされたストリームを復元できますが、その反対が必ずしも当てはまるとは限りません。たとえば、「zfs」バックアップタイプが 2010.Q3 で新しく追加された場合、2010.Q1 (以前) が実行されているシステムで、2010.Q3 の「zfs」タイプを使って作成されたバックアップストリームを復元できません。