インターネット SCSI は、SCSI ベースのストレージをシェアするためにアプライアンスでサポートされるいくつかのブロックプロトコルのうちの 1 つです。
iSCSI プロトコルを使用している場合、ターゲットポータルは、イニシエータがターゲットに接続するときに使用できる IP アドレスと TCP ポート番号の一意の組み合わせを指します。
iSCSI プロトコルを使用している場合、ターゲットポータルグループは、ターゲットポータルのコレクションです。ターゲットポータルグループは透過的に管理されます。各ネットワークインタフェースには、そのインタフェースのアクティブなアドレスを含む、対応するターゲットポータルグループがあります。ターゲットをインタフェースにバインドすると、その iSCSI ターゲットが、そのインタフェースに関連付けられたポータルグループを使用して通知されます。
IQN (iSCSI 修飾名) は、iSCSI ネットワーク内のデバイスの一意の識別子です。iSCSI では、IQN に対して iqn.date.authority:uniqueid の形式が使用されます。たとえば、アプライアンスは、iSCSI ターゲットの 1 つを識別するために IQN: iqn.1986-03.com.sun:02:c7824a5b-f3ea-6038-c79d-ca443337d92c を使用する可能性があります。この名前は、これが 1986 年 3 月に登録された、ある企業によって構築された iSCSI デバイスであることを示します。名前の authority は、単にその企業の DNS 名を逆にしただけのものです (この場合は、「com.sun」)。それ以降のすべては、Oracle がそのターゲットを識別するために使用している一意の ID です。
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これらのプロパティーに加えて、BUI では、ターゲットがオンラインまたはオフラインのどちらであるかが示されます。
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クラスタ化されたプラットフォームでは、そのクラスタノード上に少なくとも 1 つのアクティブインタフェースが存在するターゲットはオンラインになります。ターゲットにインタフェースを割り当てる場合は注意してください。ターゲットは、不連続なヘッドノード上のポータルグループを使用するように構成されている可能性があります。その状況では、ターゲットは両方のヘッド上でオンラインになりますが、各ヘッドノードによって所有されているストレージに応じて異なる LUN をエクスポートします。ネットワークインタフェースは、テイクオーバーやフェイルバックまたは所有者変更の一部としてクラスタヘッド間で移行するため、iSCSI ターゲットは、対応するネットワークインタフェースがインポートおよびエクスポートされるに従ってオンラインおよびオフラインに移動します。
IPMP インタフェースにバインドされたターゲットは、その IPMP グループのアドレスを介してのみ通知されます。そのターゲットに、そのグループのテストアドレスを介して到達することはできません。LACP アグリゲーションの上に構築されたインタフェースにバインドされたターゲットは、そのアグリゲーションのアドレスを使用します。LACP アグリゲーションが IPMP グループに追加された場合は、そのアドレスが IPMP テストアドレスになるため、ターゲットはそのアグリゲーションのインタフェースを使用できなくなります。
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