BUI を使用してネットワークを再構成する場合、システムは、ユーザーのブラウザへの現在のネットワーク接続を保持するためにあらゆる努力を行います。ただし、ブラウザの接続先の特定のアドレスを削除する場合など、ネットワーク構成の変更の中には、ブラウザが接続を失うことが避けられないものがあります。このため、管理者が使用するための特定の IP アドレスとネットワークデバイスを割り当てておき、常にそのアドレスを構成された状態に保つことをお勧めします。また、必要に応じて、シリアルコンソールを介して CLI から特に複雑なネットワーク再構成タスクを実行することもできます。
次のアイコンは、「構成」 > 「ネットワーク」セクションで使用されます。
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右上には「構成」、「アドレス」、「ルーティング」のためのローカルナビゲーションが配置され、これらの構成ビューが交互に表示されます。
デフォルトでは「構成」ページが表示され、「デバイス」、「データリンク」、および「インタフェース」のリストが管理のためのボタンとともに表示されます。マウスのポインタをエントリの上に移動すると追加の
アイコンが表示され、任意のエントリをクリックすると、そのエントリに関連付けられたほかのコンポーネントが強調表示されます。
「デバイス」リストには、右側にリンクステータスのほか、ネットワークポートの状態が反映されたアイコンも表示されます。ポートの切断が表示される場合は、ポートがネットワークに正しく接続されていることを確認してください。
ネットワークデバイスで IP アドレスを構成するには、最初にデータリンクを作成し、次にそのデータリンクを使用するインタフェースを作成します。
アイコンを使用するとその両方を実行することができ、データリンクプロパティーとインタフェースプロパティーのダイアログが表示されます。
ネットワークインタフェースの構成には複数の方法があります。デバイスの移動アイコン
をクリックし、それをデータリンクテーブルにドラッグしてみてください。次に、そのデータリンクをインタフェーステーブルにドラッグします。その他の移動も可能です。この方法は、有効な移動が強調表示されている複雑な構成に役立つことがあります。
このページには、現在のネットワーク構成のサマリー表が表示されます。次のフィールドがあります。
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このページには、IP ルーティングテーブルの構成と、上で説明した関連付けられたプロパティーが表示されます。デフォルトでは、ルーティングテーブル内のすべてのエントリが表示されますが、サブナビゲーションバーを使用すると、このテーブルをタイプでフィルタ処理できます。
特定のルートをチェックするには、CLI で traceroute を使用します。
zfssa-source:> traceroute 10.80.198.102 traceroute: Warning: Multiple interfaces found; using 10.80.198.101 @ igb3 traceroute to 10.80.198.102 (10.80.198.102), 30 hops max, 40 byte packets 1 10.80.198.1 (10.80.198.1) 6.490 ms 0.924 ms 0.834 ms 2 10.80.198.102 (10.80.198.102) 0.152 ms 0.118 ms 0.099 ms zfssa-target:> traceroute 10.80.198.101 traceroute: Warning: Multiple interfaces found; using 10.80.198.102 @ igb3 traceroute to 10.80.198.101 (10.80.198.101), 30 hops max, 40 byte packets 1 10.80.198.1 (10.80.198.1) 1.031 ms 0.905 ms 0.769 ms 2 10.80.198.101 (10.80.198.101) 0.158 ms 0.111 ms 0.109 ms