シリーズに組み込まれたクラスタ化サブシステムは、3 つの主要な構成単位で構成されています (次の図を参照)。クラスタ I/O サブシステムおよびハードウェアデバイスは、クラスタ内でのコントローラ間通信用のトランスポートを提供し、ピアの状態のモニタリングを受け持ちます。このトランスポートは、リソースマネージャーによって使用されます。これにより、データサービスプロバイダおよびほかの管理サブシステムがクラスタ化システムと接続できます。最後に、クラスタ管理ユーザーインタフェースは、設定タスク、リソースの割り当て、モニタリング、およびテイクオーバーとフェイルバックの操作を提供します。これらの各構成単位については、以降のセクションで詳細に説明します。
図 2 クラスタ化サブシステム
クラスタ化の構成解除は、クラスタ化コントローラをスタンドアロンコントローラに戻す分解的な操作です。クラスタ化の構成を解除する理由は 2 つあります。
クラスタ化の使用をやめて、代わりに独立した 2 つのストレージアプライアンスを構成する。
障害が発生したストレージコントローラを新しいハードウェアに交換するか、またはストレージコントローラを出荷時のアプライアンスソフトウェアに交換する (一般に、この交換はサービスプロバイダが行います)。
ピアノードは、構成解除を実行する前にオフにする必要があります。ピアノードは、同じクラスタ構成で再度使用する前に出荷時構成にリセットする必要があります。
![]() | 注意 - データ損失の可能性があるため、クラスタを構成解除する場合は Oracle サポートに連絡してください。 |