管理者は、レプリケーションアクションを最初に構成するときに、レプリケートされたデータをターゲットのどのストレージプールに保存するかを選択できます。アクションを作成したあとで、アクションを保存するストレージプールを変更することはできません。アクションを作成すると、ターゲット上の指定されたストレージプールに空のパッケージが作成されます。この操作のあと、ターゲット上のストレージ構成はソースから認識されません。ソースは、どのプールにアクションがレプリケートされているかを追跡することも、ターゲット上のストレージ構成の変更で更新されることもありません。
ターゲットがクラスタ化されたシステムである場合、選択されたストレージプールは、ソースがレプリケーションに使用する IP アドレスを所有しているのと同じコントローラによって所有されるプールである必要があります。これらのプールが常にアクセス可能であることを保証されるのは、ソースがその IP アドレスを使用してターゲットに接続する場合だけであるためです。これは NFS や SMB などの NAS クライアントの構成とちょうど似ています。NAS クライアントの構成では、マウント操作でリクエストする IP アドレスとパスが同じ制約に従っている必要があります。管理者は、クラスタ内のストレージプールおよび IP アドレスの所有者を変更する操作を実行する場合、そのクラスタにレプリケーションを行なっているソースに対する影響を考慮する必要があります。現在のところ、1 つのストレージプールから別のストレージプールにパッケージを移動する方法はありません。
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