モード変更時の ACL 動作
chmod(2) で標準的な UNIX ユーザー/グループ/その他アクセス権を使用して ACL が変更される場合、このプロパティーの設定に応じて、単純なモード変更要求がさまざまな方法で既存の ACL と作用します。モード変更時に ACL 動作を編集するには、「プロジェクトの編集」(BUI、 CLI) を参照してください。
表 122 モード変更の値
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ACL を破棄
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discard
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ディレクトリまたはファイルのモードを表さないすべての ACL エントリが破棄されます。これはデフォルトの動作です。
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モードによる ACL のマスク
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mask
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グループアクセス権ビットより大きくならないように、アクセス権が縮小されます。ただし、ユーザーエントリの UID がファイルまたはディレクトリの所有者と同じである場合は例外です。この場合は、所有者アクセス権ビットよりも大きくならないように ACL アクセス権が縮小されます。マスク値によって、明示的な ACL 設定操作が実行されていない場合は、モード変更時も ACL が維持されます。
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ACL を変更しない
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passthrough
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ファイルまたはディレクトリの新しいモードを表すのに必要な ACL エントリを生成する以外に、ACL は変更されません。
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